|
テーマ:海外生活(7789)
雨上がりのパリの朝焼けは素晴らしく芸術的。そのロワッシーから
ベルギー・ブリュッセルへ1時間ちょっとで結んでいるのがタリス という特急で、赤いボディでやってくるとばかり思っていたら普通 のTGVでした。ちなみにタリスはSNCFとは別会社の運営です。 CDGのTGV駅でブリュッセルの先まで切符を頼んだら、ブリュッ セルまでの表記となっていて驚きましたが、ロワッシーからのきっ ぷならベルギー国内はどこでも行かれるのだそうです。東京都区内 とか横浜市内みたいなものですね。 ![]() 空港発の列車の場合、飛行機が遅れることがあるので、大体の見当 で予約をしてしまうと乗り遅れてしまうリスクがあります。私の場 合も途中のフライトは絶好調だったのですが、パリ直前になって滑 走路の混雑か激しい降雨かで時間調整の旋回飛行があり、結局30 分遅れで着陸。結果、ブリュッセルまでの切符は当日券なので2等 で82ユーロ。もし日本から列車を予約していたらもっと安かった と思いますが、片や見事に乗り遅れてしまったところでした。隣り で知り合いになったボルドー人曰く、今日は金曜日だから高いんだ よ、月曜から水曜ならもっと安いよ。このあたりが勝手の効かない 辛いところですね。 さて、英仏海峡のユーロスターは知っているものの、タリスもTG Vも初めてなので、同じようなものだろうと思いますがインテリア がどうなのかは初めてなのでよく分かりません。でもこれまで乗っ たイタリアやスペインの特急に比べると、シックでいかにもフラン スというデザインと色使いで電車に乗っているだけなのに、ワイン でも飲んでいるみたいな雰囲気になってきます! 乗り心地の方は、さすがヨーロッパの高速鉄道だけあって必要かつ 十分。やっぱり標準軌で上下線の間隔に余裕があるとこれぞ快適の 一言なのですが、列車を降りてから改めてよく見ると連接構造で、 しかもバネ下が車体の半分以上食い込んでいる作りでした。 さらに感心したのは、普通列車用の電車とTGV用の電車とで台車 のサイズがまったく違うことで、高速用の台枠は普通用の1.5倍 以上の大きさがあります。 ![]() クルマもそうですが、ヨーロッパの乗り物の乗り心地が極上なのは サスペンションのコンプライアンスに十二分に余裕を持たせるから だと改めて感心しましたし、ここは日本の自動車メーカ、鉄道車両 メーカともに是非真似てもらいたいところです。 フランスからベルギーの片田舎の風景をうつらうつら眺めていたら、 1時間ちょっとのあっという間に首都ブリュッセルに到着、ブリュッ セル-スッド駅はその巨大さに迷ってしまうほどで、上野駅のよう な2階建て構造というか、東京駅のような新幹線と在来線で別構造 というか、完全に人の流れが別になるように作られており、乗り換 えをしようとすると、あちこち歩いて見事に迷子になります。 駅構内では、さまざまな国からやってきたさまざまな人々が迷って おり、この混乱こそが賑やかさの表れだといわんばかりです。 その混乱のなかで、クロワッサン屋を発見。もちろんベルギー・チョ コレート入りのクロワッサンを所望して頬張ったら、そこは見事に 極上な雲上の味わいでございました。 ![]() ▲こちらが本物のタリス 以上、世界の車窓から(笑) 感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年05月27日 11時05分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[] カテゴリの最新記事
|