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2013年06月24日
XML
テーマ:鉄道(22077)
カテゴリ:
静岡市に保存された蒸機として有名だったD51 146号機の
解体&解体中止のニュースが流れて、はや数ヶ月が経過しようと
しています。

全国から蒸気機関車が消えようとしていた1960年代後半から
70年代前半にかけて、SLブームという流行が発生して、今で
いう鉄チャンの姿が全国で見られるようになったそうですが、当
時のブームは社会のサブカルチャーではなく、世論を動かし全国
で蒸機が保存される流れに繋がりました。

現代でも、テーマが蒸機となると、マスコミが取り上げ、動態で
営業運転ともなれば、商売は半ば成功し社会現象にまで昇華させ
る力があります。あるいは、当時の流れが現代にまで綿々と繋がっ
ているという見方もできるかもしれません。

しかしながら、蒸機そのものが40年前に姿を消し、その後新製
機が営業運転をしているわけではありませんから、現在の保存機
は時間の経過と共に老朽化は避けられない現実であることも忘れ
てはいけないでしょう。

そのなかで、一旦解体が決まった蒸機が世論に押されて解体中止
となり、とはいえ公共団体による保存はできないという厳しい現
実の谷間に陥っている現状で、次はどうなるのか?という関心の
的になっています。

これは蒸気機関車を何と捉えるかによって、価値が変わることに
起因することを、そろそろ社会認知として持たなければならない
時代になったということでしょう。すなわち、

動態保存(レストアして営業使用)なら、1両1000万円。
他の動態保存機よう部品取りベース車両なら、1両500万円
静態保存なら、1両△1000万円

これらのほかに、維持・保管・移動・修繕・復元等々、各種コス
トが加わっていくことになります。

つまり、ひと口でSLとか蒸気機関車といっても、一台一台の
目的やコンディションによって価格は大きくことなるという
ことです。要するに骨董品と同じです。そのあたりを踏まえた
上で、一歩先に進めるかどうかが問われている、そういうこと
だと思います。

もちろん、きれいに外観レストアして、永く保存してほしいとは
思いますから、私がそれだけ力を持っているなら、喜んで譲り
受けたいと思いますが、現実の話ではないから止めておきま
しょう。

D51146.jpg


D51 146履歴
1938-11-26 日本車輛名古屋工場 製番670 札幌局新製配置
1938-12-15 使用開始 配置 追分
1944-4-16 長万部
1963-7-1 旋回窓取付
1967-9-18 重油併燃装置取付 1500L
1973-5-23 小樽築港
1974-3-31現在 岩見沢第一
1975-12-14 最終運転
1976-2-4保存 静岡市駿府城公園
1976-3-1廃車 岩見沢第一
2004-3-8 城北公園

本機脇には、私の歩んだ道という案内看板がある。

「私たちD51形蒸気機関車は、D50形の改良機として昭和
11年(1936年)から20年(1945年)にかけて、全部で
1115両が造られました。
日本の代表的な機関車で、通称「デゴイチ」と親しまれました。
私は、その中の146番めに名古屋の日本車両株式会社で生まれ
ました。
北海道で働くことになった私は、岩見沢機関区や追分機関区に
籍をおき、室蘭本線や函館本線などで37年間もの長い間雪の
日も風の日も、いっしょうけんめい働きました。
この間走った距離は、地球67周に相当する2,675,000
キロあまりになります。
そんな私も、昭和50年(1975年)12月14日、室蘭本線を
最後に引退いたしました。静岡には、昭和51年2月4日に
来ました。
みなさん、いつまでも大切にしてくださいね。」


感謝!






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Last updated  2013年07月12日 13時34分41秒
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