塚越広大・ユーロF3参戦記2008:ヴァレンシアテスト編。
・・今年度からユーロF3へと羽ばたいた地元出身の塚越広大(つかこし・こうだい)選手が、さる3月15から16日の2日間の事前合同テストにて好結果をマークしました~♪3名のチームメイト(大嶋和也選手、サム・バード選手など)のなかでもイチバンの成績で、今年から合流している旧イギリスF3の強豪Carlin Motorsportなどとも良い勝負でした。またユーロF3で昨年(2007年)D.グロージャンを起用、チャンピオン獲得に大いに貢献した名門ASMの2選手が総合タイムでは1-2を獲得したものの、最終日の午後にはポールタイムを奪取するなど、今後の期待が高まるといった状況です。思わず嬉しくなり、今年度は国内でのレース参戦が予定されていないので・・と6月27から29日に開催されるNorisring戦に向けて、私設「応援ツアー」を計画中です~。なお、未だ十分なスポンサーロゴが貼られていない様ですが、今年のマシンカラーは「Honda Formula Dream Project」(←TOYOTAでいうところの「T.D.P」に該当)がメインスポンサーになるため、ご覧の通りに格好良い赤と白の「ナショナルカラー」となる様です。ヨーロッパで日本人の気概を見せて欲しいですよね~!!以下、広大選手自身によるレポートの抜粋です。「ここまで1度もテストをすることが出来ず、今回のテストが自分にとってもチームにとっても今シーズン最初の走行になりました。」1日目の午前のセッションでは「マシンのシェイクダウンから始まり、初走行となるサーキットで、マシンのチェックとコースを勉強しながらの走行でしたが、開始後1時間経過した時点で1度赤旗が出された後、全車今年のタイヤを使わなければいけないことになっていましたが、今回使うタイヤは開幕戦でも使用するため、ある程度タイヤをセーブする必要がありました。赤旗後に今年度のニュータイヤでコースインしてアタックに入りました。完全にコースを把握出来ておらず、タイムを伸ばすことが出来ず、7番手で午前のテストを終えました。午後は3時間の走行時間でしたが、残り1時間から走行を開始し、タイヤは午前中の最後に使用したタイヤで、ダンパーのセッティングを中心にセッティングを試しました。ここバレンシアのサーキットは、午後になると強い風で午前に比べてコンディションが悪く、タイムを伸ばすことは出来ません。しかし、コースにも慣れてき、マシンのフィーリングも改善し5番手で午後のセッションを終えました。」「2日目も晴天の中テストが行われ、午前に2セット、午後に1セットのニュータイヤを使う予定でした。走行開始から昨日に続きセッティング作業を進めていき1度目のニュータイヤでアタックに入りましたが、まだトップとの差があり中古タイヤに戻し、再びセッティングを進めていきました。最後にもう1度ニュータイヤでアタックしたのですが、マシンの底が当たるなどし、思うようにマシンのコントロールが出来ずタイムアップには至らず、7番手で午前のセッションを終えました。」午後は「大幅にリアの足回りのセッティングを変更し、同じく残り1時間の時点でコースインしました。風が強く難しいコンディションでしたが、マシンのフィーリングがよく中古タイヤでもいいタイムを刻むことが出来、最後にニュータイヤでアタック、2番手のタイムよりも約0.3秒早いタイムを出すことができ午後はトップタイムで終えることが出来ました。」「走行を重ねるごとにマシンのフィーリングはよくなってきましたが、まだ多くの課題がある状態です。すぐに、20,21日にエストリルで合同テストがあるため、さらに煮詰めていきたいと思います。」今日~明日のエストリルでの合同テストが有りますので、引き続き気合いを入れた力強い走りに期待したいです~。そして開幕戦は今月末と差し迫っております。この波に乗って、第1戦から優勝を狙って貰いたいものです!!↓写真は昨年のマカオグランプリでの塚越選手です♪