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里見八犬士☆犬坂毛野の夢

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2005.09.21
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~誰からも見放された

 思春期の孤独な少年に、

 身体の変化に独り戸惑う

 硝子細工の少年に、

 全くの闇の世界

 さらに孤独な

 冷ややかな夜が訪れた・・・・・。~

 
「僕は、思春期が訪れた孤独な夜、そう、子供の終わりを告げる身体の変化に独り悩む夜、僕はあいつには辛くて言えなかった言葉を、独り夜空に向かって叫んだんだ。そう、言葉を失った少年の、心の叫び声で・・・・・・。」


「本当は僕は親友のあいつに助けを求めれば良かったんだ。でもあいつが真実を知ったら悲しむだろうっていう想いと、あいつが僕の味方をしたら、あいつ迄酷い仕打ちを受けるだろうっていう想いが交錯してさ、それが僕の胸を締め付けたから、とうとう大切なあいつには、言えなかったんだ・・・・・・。」


『あの日の次の朝から、僕は朝から晩まで、ずっと独りきりだったんだ。
 
そう、僕は、学校に行くのをやめちゃったんだ。

それはね、僕が何にも悪いことしてないのにさぁ、

おめーが悪い、おめーのせいだって言ってね、

心がぼろぼろに成る迄僕を責め立てたんだ。

それにさぁ、知っいて見て見ぬふりをする

一応先生って呼ばれている、傲慢な大人と、

内申点なんていうどーでもいいものに血眼に成っている

人を蹴落とすことしか頭にない生徒にさぁ、

僕はすっげームカついたからなんだよ。

あとさ僕は色白の長髪だったじゃん、

それが余計“あいつら”の気に障ったんだろうな・・・・・。

でも僕は、例えどんなにムカつくこと言われたり、

あいつらから、殴られ蹴られしても、

僕は男だからやり返したんだよ!

傷だらけ、泥まみれに成る迄ね。

そう、そんなやつらに負けたくないからね.....。

それに僕は、家でもそんな感じだったから、

僕の胸からね、全く言葉が出なく成ったんだ。

だって、僕は、何も悪いことしてないのにさぁ、

おめーが悪いって言って、僕を苦しめたからなんだ。

だから何も言えなくなった僕を余計からかったんだ、

傲慢な大人も、こまっしゃくれたムカつくやつらも......。

だから僕は、ある日学ランのまま逃げ出したんだよ。

愛がない、優しさもない、それに夢も自由もない、

そんな下らない場所から、僕が自由に成るためにね。

それでも後を追いかけて僕を侮辱し続けるやつら。

何を言ってきたか、嗚呼、悔しくて書けないや。

だから僕はそいつらは“いない”って想うことにした。

でもそうやって完全にシカトしなきゃね、

硝子細工の僕は、多分、壊れていたかもな・・・・・・。

あの日、僕は真っ赤な目を、長い前髪で隠しながら、

歯を食いしばって、歩いたな・・・・・・。

それに溢れる涙で前が余計見えなくなってさぁ、

車に轢かれそうに成ってね、

それが余計悲しくて、

一瞬、轢いてくれって、

僕は想ったんだよ・・・・・・。

でも、そう想った瞬間、

あの日、あいつが僕に言ってくれた、

誰も僕にかけてくれなかった優しい言葉が

僕を一瞬我に返らせてくれたんだ・・・・・・。


「・・・の弾くピアノ聴いてみたいよ!」


僕は、あの道端で、彼の声を確かに聞いたんだ!

そしてそれは僕の身体をとっても熱くしたんだ!

そう、僕にはまだあいつがいたってことに気づいてさ、

誰もいない、近所の寂しい河岸に行って、

僕は嬉し涙を一杯零したんだよ・・・・・・。

でも僕は、一瞬あいつを裏切ろうとしたんだ。

取り返しのつかない過ちを犯そうとしたんだ。

だから僕は心に想い浮かぶ大好きなあいつに向かって

何度も、何度も、ごめんって、言ったんだ・・・・・・。』



僕の無声の慟哭が、初夏の漆黒の闇に響き渡った・・・・・・。


To be continued.....





















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最終更新日  2005.09.29 07:45:50



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