072794 ランダム
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ぽち拾遺物語

ぽち拾遺物語

はぎっち、買ひ物にいでたること

 ぽちは、しばらく土間犬として生活し、春になる頃、外犬として一戸建て(ただし、先代の遺産)を与えられました。
 春になるといっても、まだまだ朝晩は冷え込みます。なので、小屋に敷くマットを買うことにしました。

 おともはやぎちゅうです。
 やぎちゅう、必要もないサークルなんかみて、すげー、あれほしい~とか喜んでました。
 私は、売り場をすみからすみまで見て回りましたが、なかなかいいものが見つかりません。

や「はぎっち!はぎっち!おもしろいもんあったよ!」
やぎちゅうが見つけたのは犬用オムツ。見本が、売り場に飾ってありました。
や「宇宙船みたーい。ぶぅぅぅぅぅぅん」
は「う、売りもんで遊ぶなぁぁぁぁ。人が見てるじゃろーが!」

オムツ宇宙船

はぎっちは、やぎちゅうに今回の買い物の目的をもう一度とくとくと説明しました。
マットの条件は、
 ・あったかいものであること
 ・ぽちがかじる恐れがないこと
 ・たとえかじっても、安全なものであること
 ・ランニングコストができるだけかからないこと
であることを伝えました。
や「わかった。探す!」

数分後。
や「はぎっち!いいのがあった。あったかくて、ペットがかじる恐れはありませんって、ハコに書いてある。ホッカイロ一個であったまるから、経済的だと思うよ!」
そんなすばらしい商品があったのか!見逃してたぞ。でかしたやぎちゅう!!

やぎちゅうの差し出したのは、ハムスター用の、手のひらに乗るようなコタツでした。


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