|
カテゴリ:カテゴリ未分類
【すべての子供たちへ】 木の芽 穂 わが子よ あなたに出逢うために わたしはこの世に生まれて来た わが子よ あなたの笑顔を見たさに わたしは今まで生きて来た わが子よ あなたを見護るために わたしは今を懸命に生きている わが子よ でも あなたの最後まで わたしは見届けることはできない わが子よ この世で 親子でいられる時間は ほんのわずか わが子よ 又 いつかどこかで出逢えたら 今日の幸せを語りあおう [一年前の今日、多くの命が、あっという間に奪われ、多くの 家族がバラバラになってしまった。 地球の歴史から見れば、人の命の長さなんて、ほんの微々たるもの。 空中を舞う毛程もなく…フッと吹けば、飛んで消える塵程でもない。 今日生まれた赤子が、百年後まで生きてる保証なんてどこにもないし、 今日、赤子を生んだ親達が、子供の親でいられる時間がどれ位のもの なのかも誰にもわからない。 この世で、たまたま巡り会って親子になり、家族になったほんの わずかな時間だったのに…。 そう思うと、親子として生かされているということが、家族として 巡り会ったこの今が、どれだけ大事なことなのか… 今という時間が、どれだけ大切なことなのか…と、改めて思い知らされる。 今日、昼間は横浜の上の娘に電話をし、夕飯の時には、家族の顔を見つめた。 いつもと変わらぬ声と表情…この世で、家族として巡り会った幸せに感謝 しなければ… ほんのさっきまで、この幸せが、一瞬にして奪われることなど、誰も想像 して居なかったし、信じて疑うこともなかった一年前の大震災… 親子でいることが、家族でいることが、当たり前だった一年前の14:46… 目の前で家族が飲み込まれ、連れ去られてしまった方々のお気持ちはいか ばかりだったのか…と思うと胸が凍る。 「助けられなかった…」「どうすることもできなかった…」「助かったのに 喜べない…」 ある方がインタビューに答えていた言葉が、心に刺さった。 「生き残ってしまった…という罪悪感は否めない。これは一生背負い続けます」 今、私の出来ることは、その方達のために祈ることしかない。 仙台に住んでいる車いすの友人二人の消息が、今もわからない。 助かっていることだけを祈るのみ。 全ての魂に祈りを… Chizuko] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.12 04:24:36
|