≪はぎうだちづこ≫の夢～公式ブログ

(ブログ操作が上手く出来ず、相変わらずの写真なしですみません！)


８月６日、朝……。７時半……すでに暑い！

起きようかと思いながら、まだベッドでグダグダしていた。

夏休みで遊びに来ていた隣のベッドのアックンも、もう
目を覚ましてウダウダとやっている模様。

７時45分。外の電柱の公報スピーカーからアナウンスが流れて来た。

「今日、８月６日は、広島に原爆が投下された記念の日です。
投下された８時15分に、被爆者のご冥福を祈って１分間の黙祷を
捧げましょう。ご協力お願い致します」

８時15分！「黙祷！」

私は、誰かの手を借りないと起きられないので、手を組み黙祷をした。

１分間が終わると、アックンが、ムクッと起きた。

「今、何していたの？」と尋ねると、「黙祷してた。だって、今日は、
広島に原爆が落とされた日なんだよ。ボクは、お母ちゃんが観せてくれた
『裸足のゲン』、『ひろしまのピカドン』で観たから知ってるんだ。
戦争は良くない！世の中のみーんなに家族がいるんだ！誰も戦争なんか
したくないんだ！」

３年生のアックンは、戦争について熱く語った。涙が出た……。

こんなに小さな胸は、既に傷ついている……。

私は、大人の一人として大きな責任を感じた。

戦争のことを、偏見を持たずに、正しく伝えよう……。

日本は何がいけなかったのか、何が間違っていたのか、どうすべきだったのか……
何故、原爆は投下されたのか、アメリカは、何故、原爆を投下したのか……

子供に分かりやすい大人の言葉 で、私は、アックンと、１時間位話した。

熱心に聴いていたアックンが、最後に私に尋ねた。

「ちーさん(私のこと)は、戦争反対派？」

「勿論、反対派！アックン達が戦争に行くなんてことがあってはいけない！
何があっても、ちーさんはアックンを戦争に行かせない！守る！
アックンは、戦争賛成派？」

「ボクも、絶対の反対派！友達や周りの人は、どう考えているかわからない
けど、ボクは、絶対、反対派！」

「アックン！それが大事！誰が何と言おうと、アックンの心と思いが大事！
誰が言ったから、言わないからではなく、アックンがどう考えるかが大切なの」

「うん、ボクは、もっと勉強する！」

「そうだね。ちーさんも、もっともっと勉強するね」

二人で、泣きながら語った貴重な時間だった……。

この子達を、絶対に行かせたくない！