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「ゲ ゲ ゲゲゲのゲ~♪」 バンドの演奏でオープニング しめやかな中にも厳かな……と言いたいところだが、そこは明るいことが大好き だったクマタンこと熊倉一雄氏のお別れ会 笑いあり、涙あり、拍手ありの爽やかで楽しい(ごめんなさい!)会だった。 いみじくも、前日に、「鬼太郎」の原作者の水木しげるさんが亡くなられた。 司会者が、「今頃は、お二人で、墓場で運動会をやっているのではないでしょうか」 と言われた時、思わず想像してしまったが、あの明るいひょうきんなお二人が、 いたずらっぽいお顔をしながら、墓場をあちこち走り回っているお姿が頭の中に 浮かんで来て、不謹慎ながら一人でにんまりしてしまった。 熊倉一雄さんというと、私に取って忘れられないあの鼻にかかった声を耳に したのは、《ひょっこりひょうたん島》のトラヒゲだった。 藤村有広さんのドン*ガバチョとのやり取りが面白く、小学生だった私の空想を 毎日広げてくれた作品だった。 その当時のプロデューサーの方も、壇上で、「 50年以上も前の話になりますが……」 と前置きしてエピソードの数々を語り始められたが、考えてみれば半世紀以上も 前の話になるのか……と感慨ひとしおだった。 皆さんお一人お一人の献花で終わったが、中でも一番涙を誘ったのが、ひとみ座の 当時のトラヒゲ(実物)が、手に白いカーネーションを持って献花台に手向けた時は、 さすがに一瞬胸が熱くなった。 「ヒッチコック」「ポアロ……」あげれば枚挙に暇がないが、大きな大きな日本の 宝物が、又一人消えたことを実感した。 会場のエコーホール(劇場)の壁に、ウオルト ディズニー社から、熊倉さんのやった 役の何枚もの原画と弔電が送られ、そが飾られてあったのが、世界的に大きな存在 だったことを物語っていた。 クマタンのご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.12.02 10:22:29
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