映画『ファーストラヴ』をAmazon Prime で鑑賞しました。
サスペンスと銘打たれているものの、そのタイトルや、主演が北川景子さんであることから(北川景子さんが嫌いなわけではないのですが、美人過ぎて、リアルなストーリーでも”現実離れ”しているような感じを受けて、醒めてしまうことがあるのです)、あまり期待はしていなかったのですが、この方の演技をくいいるように観てしまいました。
芳根京子さんです。
バラエティー番組にたまに出演されているのを見かけたことがあるくらいで、それまで芳根さんの出演作(映画、ドラマ共)を観たことがなかったのですが、この映画で完全に見る目が変わりました。
謎多き、というか、心に深い闇を抱えている女子大生(聖山環菜)を見事に演じ切っていました。「狂気」ともいえる激しい感情表現がすごかったです。
芳根さんは、オーディションを受ければことごとく受けってしまうことから「オーディション荒らし」と言われたことがあるらしいですね。いくつか賞も受賞されています。NHKの朝ドラの主演もされていたとは(私は朝ドラ見ない派。ニュースが見たいから)全然知りませんでした。完全に私の勉強不足です。
■芳根京子公式ホームページ
■所属事務所 株式会社ジャパン・ミュージック・エンターテインメント
■Wikipedia
特に印象に残ったシーンは、拘置所に面会にきた公認心理士・真壁由紀(北川景子、主役)を前に、「バンッ!!」と、アクリル板(?被告人と面談者の間にある大きな透明の。声が聞こえるように真ん中の丸い窓に点々と穴が開いている)を叩いて叫び散らすところです。観ている私もビクッとしてしまいました。
ちなみに、肝心の映画のストーリーですが、期待してみていなかったというわりには楽しめました。・・・が、最後に分かる真相には「え。それだけかい!」と思わず突っ込んでしまいました。実際に同じような心の悩みを持っている方には、そんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、真壁由紀(北川景子)にしろ、聖山環菜(芳根京子)にしろ、それだけでそんなに深い心の傷になる?!と、同じ女の私でも思ってしまいました。。もっと暴力を受けるとか、襲われるとかしたならわかるけど・・・あ、あまり書くとネタバレになってしまうので、これくらいにしておきます。
ストーリーはともかく、芳根京子さんの演技は必見です。観てみてください。
■映画『ファーストラヴ』公式サイト