カテゴリ:本を読む女
「花よりも花の如し」@成田美名子 を読みました。 今回はN.Y.海外公演の話です。 さっすが大好きなN.Y.(←と勝手に決めている)だけあって いつもより丁寧に書いてますね成田先生!画が綺麗です。 それにしても、いやあ、成田さんやっぱりいいなあ~ 立ち読みしてて泣きそうになってしまいましたよ(←立ち読みかよ!!) 成田先生の世界では、スピチュアルなものの存在があたりまえのように描かれているのがいい。そして、ひとつのこと~生涯の仕事~に対し、ひたむきにまっすぐに向かえる憲人が心底うらやましい。 hakapyonがこの「花よりも~」が面白いなあ、と思うのは、憲人がいたってフツーな青年だというところ。(お能にかける情熱は人一倍だけどね) 特にビジュアルがいい訳でもなく、目立った存在という訳でもなく、人間関係で苦労している訳でもなく野心家でもなく、生まれた時から日常の中に能が存在している環境の中で真っ当に生きてきたニュートラルな「強さ」を憲人から感じる。 そして、お能に対して悩むことはあっても疑うことが無い憲人の「まっすぐさ」がそのまま、お能へ向かう彼の志の強さに繋がっている(ような気がする) あ、でもこの「まっすぐな強さ」って、憲人だけじゃなくて 成田作品に共通する雰囲気かもしれない・・・ ということに今気付いた。 ********** hakapyonの新春深夜の寝不足劇場(別名;堤真一ナイト)第2夜。 昨晩の上映作品;「和宮様御留」 ふたたび上映、である。(なんせ前回見たのが深夜だったので話がうろ覚えなのです・・・) 十二単の衣装がかわいいです~ 鮮やかな朱色が豪華でキレイだし。やんごとない雰囲気ですね。 宮中の食事風景なども再現されていて、こちらもなかなか面白かったです。 和宮(藤谷美紀ちゃん。かわいい^^)の貴族風の髪型「おすべらかし」も愛らしい。桂離宮(桂御所という名で呼ばれていました)にいらしたのですね、宮さんは。 あら?またまた見覚えのある廊下が登場・・・ hakapyonが修学旅行で訪れた「大覚寺」の廊下だよこりゃ! ついこの前の「徳川綱吉」では江戸城という設定だったのに、「和宮様~」では京都の桂御所(笑 大覚寺七変化。大活躍っすね(笑 斎藤由貴ちゃんのやつれた姿が痛々しかった・・・かわいそうなフキ・・・(涙 そして前回も書いたけどまた書いちゃう。何度でも書いちゃう。 堤さんの青年武士っぷりはカンペキだ! 武士よりも武士の如し、だわ。 *********** 昨年のお札を納めに浅間神社へ行ってきました。 浅間さんに行くには参道の「浅間通り」を歩いて行くのですが、この浅間通りがクセモノなのです。何故なら、この通りは「古本屋がたくさんあるから」!! またたびに吸い寄せられる猫のように、古本屋を見ると吸い寄せられるhakapyon・・・^^; 決して素通りできない悲しい性・・・ いつものようにふらりと、とある古本屋さんに入りました。 古本屋にしては比較的清潔で、きれいに分類された本棚の背表紙を眺めます。「万葉集」「蒼ざめた馬を見よ」「日本人とユダヤ人」「この国のかたち」「痴人の愛」・・・背表紙見ているだけでわなわなと興奮して参ります。 一時期、図書館司書に憧れ、短大で司書資格も取得したhakapyonですが、実は「一日中ずっと本を読んでいられる」という点で、それ以上に古本屋の店主にも憧れておりました。(店主は無理でも・・・バイトくらいはやりたかったなあ) 「本屋」はダメです!あくまでも「古本屋」です! 長閑で、ちょっとマニアックな香りのする奴が集う「古本屋」でなくては。 折口信夫の「死者の書」がありました。 おお!と思ってページを開いてみると・・・なんですかこの昔調の難しい文章は!! すまんノブオ・・・いつかまたトライするからちょっと待って・・・ 野田秀樹大先生のエッセイがありました。 ほお、と思ってページを開いて見ると 「誰も気付いていないようだが、実はタモリの「リ」は数年前からひらがなの「り」に変わっていたのだ!」 とか 「「やっぱりA型なんだ~!●●だものね」ってわかってから言うな~!それなら聞く前に全部血液型当てろ!」 などの記述が(笑 他にもブレヒトの戯曲集とか、野田秀樹・井上ひさし・如月小春・つかこうへいなどの戯曲集がずらりと並んでいます。今度hakapyonが観に行く予定の、清水邦夫作「幻の心もそぞろ狂おしのわれら将門」の戯曲までありました。 何?この演劇関係の充実振りは??と思った矢先にレジから聞こえてきた会話の内容がすごい! 「俺、この前犬の役演ったよ」 ・・・え? 「しかも東北弁の犬でさあ」 ・・・東北弁の犬???? この人たち一体何なんだ?と思わず耳がダンボになってしまいました。 いろいろ漁った結果、 「宮部みゆきの御徒日記」とかなんとかいうタイトルの文庫を購入しました。「討ち入り後に赤穂浪士の歩いた道~吉良邸跡から泉岳寺まで~を歩く」など、なかなか面白そうな内容です。 本を持ってレジに行くと、笑顔がかわいい店番のお姉さんと、 一目見ただけで「こいつは只者ではない」的な、粋なオーラを放った和服にマフラーの男性がおりました。(このヒトが「東北弁の犬」なのか?とまじまじマフラー男を見つめてしまったhakapyon) 神社からの帰りには、寒い中並んで、名物の「でかどら焼き」も買っちゃいました♪ コレ、タイミングがよくないとなかなか買えない逸品なんです。 店頭で名物おじさんが焼き上げる、大きなふわふわの皮に大粒のあんこを挟んだ、ハンドメイドのおおきなどらやき。 1個100円というのがうれしいじゃありませんか^^ まだ温かい、出来たてのどら焼き(5個入り)はずっしり重い! 袋からは甘い香りがぷうんと漂ってきます^~^ くうううう!早く食べたい~~!! 今晩はこれで旦那とお茶しよーうっと♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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