★hakapyonの寝不足劇場
今晩の鑑賞作品「NHK特集・シルクロード」★
2)「NHK特集・シルクロード」(1980年・7月7日放送)
続けて
25年前の「シルクロード」の再放送である
ゲストは加藤登紀子さん
旅がお好きで
世界中を歌いながら旅していらっしゃるこの方も
定住できない魂を持った
ある種の遊牧民だ
いや、吟遊詩人と言うべきか
あの有名な喜太郎の
「シルクロード」のテーマが流れる
悠久の時の流れと
はるかなる風景と
懐かしさを感じさせる
この音楽と
そして兵ちゃんこと石坂浩二さんの
ほのぼのとした語り
これぞ「シルクロード」也
今回も
先ほども登場した西夏・カラホトの黒水城がテーマ
しかし
この頃にはまだ道路ができていなかったらしく
2005年のように
4WDで一走り、というわけにもいかず
クルーたちは
ラクダ(!)で黒水城を目指すのである
砂漠の海をラクダで渡るクルーたち
彼らにコンパスはあるのか?
いったいどうやって
方角を調べるのだろう、と思ってみていたら
一定の方角から吹く風によって形成される
砂丘の形や
太陽の位置から
ちゃんと今自分がいる場所と
目指す城までの距離がわかるのだ
す、すごい!!(@@;
何頭者ラクダが微妙に上下しながら
マイペースにゆったりと歩を進めていく
こぶの毛につかまって
ムチを入れながらラクダを乗りこなすクルーたち
ゴビ砂漠の砂丘を越えるラクダの群れ
昼間は40度近くまで気温が上がり
夜はマイナス6度間で下がる
人を寄せ付けない激しい気候
あるのは熱い風と
空と砂のみ
「清潔な砂漠」の姿に
映画「アラビアのロレンス」を思い出す
さえぎるものが何も無い
空のキャンバスに描かれる夕陽は
美しいオレンジとラベンダーと青
さまざまな色を含んだ
壮大な色彩画
その夕陽の中に見えた
先端の尖った塔のシルエット
クルーは砂漠の海を渡り
黒水城にたどり着いたのだ
*
当時としては日本人初の発掘調査
TVに写るものはみな日本初という
歴史的映像
建物は風化し形を失い
砂に埋もれ
研究者がちょいと地面をかじれば
砂の中から
埋葬品や日用品が
出てくるわ出てくるわ
いや、かじらなくても
すでに姿をあらわしているものもある
櫛や靴
陶器のかけら
慰霊塔に奉納されたと思われる仏様
絹(シルク)の布が出てきた
うおおおお
まさに「シルクロード」
この瞬間
hakapyonの胸に
「シルク!」@キル
と叫ぶテムジンの姿が
まっさきに思い浮かんだ
「パンドラの鐘」に
「埋める想い」っちゅーのがあったが
「かじる想い」もあると思う
かじる(掘り出す)というのは
悠久の眠りをむさぼる
埋められていた物や者の眠りを覚ますということ
埋めるのと同じくらいに
厳かな気持ちを持ちたいものである
*
最後にゲストの
加藤登紀子さんが
昔モンゴルを訪れた時に
現地の人に習ったモンゴルの歌を歌ってくれた
もしもどこかに
永遠(とわ)の泉が
湧き出るならば
母にあげたい
ここでまたまた
hakapyonの脳内で
「永遠(トワ)の愛だよ」@キル と
物差しを持ったトワが
テムジンを諭す訳さ(^^;
という訳で
何を見ても聴いても
どうしようもなく
「キル」と「パンドラの鐘」を思い出してしまう
「新旧・シルクロード」なのであった
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最終更新日
2005.10.17 21:09:30
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