「青天写真:14」2011年7月14日 パリ アンヴァリッド(廃兵院)
◆<青天を衝け>断髪&洋装!吉沢亮“篤太夫”の変身ぶりに視聴者ほれぼれ「日本で一番七三の似合う男!」(2021.7.19 ザ・テレビジョン)
吉沢亮が主演を務める大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第23回「篤太夫と最後の将軍」が7月18日に放送され、パリで暮らし始めた渋沢篤太夫(栄一=吉沢)が髷(まげ)を落とし、洋装となった。その美しさはもちろん、ほかの武士たちとは大きく異なり、断髪にもワクワクした表情を見せる篤太夫の順応性にも感嘆の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
第23回では、欧州諸国へのあいさつ回りを終えた“民部公子”こと徳川昭武(板垣李光人)がパリに落ち着き、フランス流の帝王学を学び始めた。その随行員である栄一は、庶務・会計のほか、杉浦愛蔵(志尊淳)の帰国後は公務日記も担当し、多忙な日々を送ることに。
昭武の家庭教師としてやってきたフランス陸軍の参謀中佐ヴィレットは、随行員にも髷を落とし、刀を外し、洋装することを求めた。
涙ながら、まるで腹を切るかのように髷を落とした水戸藩士・菊池平八郎(町田悠宇)らとは対照的に、断髪シーンの篤太夫は目がらんらんと輝き、新しい扉を開けるワクワク感を全身から放っている。その驚くべき順応性に「断髪を待ちきれない篤太夫可愛い!」「髷を落とすのにワクワクしてるの、篤太夫らしくていいな」「断髪シーンで水戸侍とは対照的な篤太夫の反応が面白い」といった声が上がった。
断髪後、洋装で登場した篤太夫は息をのむほどの美しさ。つやつやの黒髪を七三分けにしてぴっちりと横に流し、黒の礼服に蝶ネクタイもキマッている。視聴者の間でも「篤太夫の洋装デビュー!!キタ!!」「篤太夫さん、間違いなく日本で一番七三の似合う男!」「篤太夫、洋装似合いすぎ!眼福~」の声が飛び交った。
さらにはフランス語やフランスの社会制度に関する知識も貪欲に身につけ始めている様子。フランスの銀行家・エラールが陸軍高官のヴィレットと談笑している様子に驚き、「皆が同じ場に立ち、皆がそれぞれ国のために励んでおる。身分などに関わりなく、誰もがその力を活かせる場で励むべきだと」「この理(ことわり)こそ日の本に移さねば」と、“新しい国のかたち”への思いを強くした。(以下略)
ぴっちり横分け栄一兄さん!
(だが、美しい)
断髪式のとき、めっちゃワクワクしてましたねw
さすが好奇心の塊・栄一さん!
一瞬見せてくれたロン毛姿に
「キングダム」の漂を思い出したわ
個人的に吉沢さんのロン毛好きなので嬉しかったっす
(同じロン毛でも政はまた顔つきが違うので思い出さなかったな)
腰に刀を二本差し
総髪・羽織袴姿の栄一(篤太夫)のビジュアルが
個人的にとても気に入っていたので
今週で見納めなのは残念無念
…と思っていたけれど
今回の放送の洋装姿といい
NHKインタビュー番組内で見せてくれた
ざんぎり頭に袴姿といい
栄一さん!なかなかどうして
素敵じゃないの!
プリンス昭武様も品があって美しかったわ…
プリンスと栄一のコンビで
萩尾&竹宮系のギムナジウムお耽美漫画実写版
いけそうな気がするw
血洗島の農民姿・一橋家の武士姿・明治の洋装
ちょんまげからざんぎりまで
一年を通じていろんなスタイルの栄一さんが楽しめる
大河ドラマって素晴らしい!
大河快なり!「青天」万歳!
◆『青天を衝け』慶喜と家康が交わる奇跡の演出 放送休止前に“七三分け”の吉沢亮も登場(2021.7.19 real sound)
(前略)大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)第23回「篤太夫と最後の将軍」では、慶喜が最後の将軍として、約260年続いた江戸幕府を閉じる。その決断は幕閣や大奥から大きな反発と混乱を招くこととなる。自害しようとする歌橋(峯村リエ)が「慶喜が徳川を殺したのです」というセリフはその象徴であろう。
だが、慶喜としては、いつ幕府に攻めてくるか分からない薩摩の存在、成立しないフランスからの借款、一向に進まない陸海軍の整備と「詰み」になる前に、政を朝廷に返上すれば薩摩も振り上げた拳を下ろす先を見失うという考えの下であった。その本心が掴めないとも言われる慶喜であるが、この大政奉還のシーンは慶喜の心情に寄り添った演出であったように思う。それに一役買っていたのが徳川家康(北王路欣也)だ。
「御神君以来の大業を一朝にして廃するは、ご先霊に対して恐れ入りたる次第ながら、天下を治め、天子様のお心を安んじ奉るは、すなわち御神君の偉業を引き継ぐことである」
御神君とは、神として日光東照宮に祀られた家康を指す。真っ直ぐな眼差しで先代への敬意を、そして自身の決意を述べる慶喜の言葉に、家康は深く感激し天を仰ぐ。徳川家初代と最後の将軍が200年余りの時を超え交わる奇跡の演出であり、慶喜を肯定する数少ない味方が家康ということになる。
一方、フランスの栄一(吉沢亮)は「郷に入れば郷に従え」と髷を落とし、刀を外し、洋装といった出で立ちに。七三分けの髪型に、蝶ネクタイ、スーツに身を包む栄一の姿は新鮮だ。驚くのは銀行オーナーのエラール相手に栄一が自らフランス語を喋ること。短い滞在であったが帰国直前にはフランス語を理解できるようになったと史実にはあり、通詞なしで簡単な会話を話す栄一の姿は自然なことである。そして、栄一は「異国がどこか風通しいいのはこのせいか」と身分に関係なく誰もが力を生かし国のために励む異国の姿に感銘を受けることとなる。
血洗島では栄一の見立て養子になった平九郎(岡田健史)が、江戸に向かおうとしていた。旅立つ姿に耐えきれず、その場を立ち去ってしまうてい(藤野涼子)。平九郎とていの初々しい恋物語は第15回より描かれている。お手製のお守りを手渡すていに、平九郎は彼女を抱きしめ「俺はいつかおめぇを嫁に欲しい」と告白するのだった。それは栄一がフランスから帰ってきた後に、後継ぎは問題ないと平九郎が再び血洗島に帰ってきた時の話。嬉しさのあまり泣き出すていに、平九郎はもう一度彼女を抱きしめ、額を合わせて幸せを噛み締めるのであった。
さて、次週から東京2020オリンピック・パラリンピック期間中ということで、『青天を衝け』は一旦3週お休み。再開となる8月15日放送の第24回「パリの御一新」では、幕府から書状にて栄一らが大政奉還を知る。さらに、栄一はエラールに連れられて証券取引所を案内され、債券の仕組みを教わるのだった。
家臣を次々と失い
たった独りで
「大政奉還」という前例の無い大きな決断をしなければならなかった
徳川家最後の将軍・慶喜の重圧
その決断を
万感の表情で飲み込むしかなかった
最初の将軍・家康公
血洗島でのイケメン侍平九郎×おていちゃんのアオハル
すっかり母の貫禄が滲み出たお千代さん
西郷どんや天璋院さまなど肝が据わった薩摩もん
相変わらずクセの強い岩倉はん
栄一のカタコト仏語でも感じ取ってくれた
バンクマン・エラールさん
登場人物、みんな良き良き
そして
一足先に日本に帰ってしまったけれど
これからも栄一のチカラになってくれることでしょう
(のちに前島密らと郵便制度を創設する)
明治編のキーマン・杉浦愛蔵さん!
◆大河初出演の志尊淳「どこかで息抜きして欲しいな」主演の吉沢亮いたわる(2021.7.15 日刊スポーツ)
NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)で、杉浦愛蔵(譲)を演じる俳優志尊淳(26)がオンライン取材会を行った。志尊は今月4日放送の第21回「篤太夫、遠き道へ」から登場。大河初出演ながら、第22回から始まったパリ編で存在感を発揮している。
演じる外国奉行支配の杉浦は、パリ万博に出向いた徳川昭武(板垣李光人)に随行し、ともにパリへと旅立った主人公・渋沢栄一(吉沢亮)と仲を深める。やがて家族ぐるみでの付き合うようになり、公私にわたり関係を築くことになる。
時代物への出演や、オファーから撮影開始までの準備期間の短さなど心配もあったが、志尊は「初めてのことができるワクワクが大きかったです」と大河初出演の心境を振り返る。ドラマでは物腰柔らかな杉浦を表現し「武士の時代に生まれた人だけど、武士武士していない。いつも戦っているところとは違うフィールドで、渋沢さんを支えられるような役柄にしたいなと」。明治になると郵便制度の創設に貢献したが、活躍をあまり知られない人物でもあり「杉浦さんの功績を、役を通して伝えていきたい。少しでも杉浦愛蔵という人が広まって、もっともっと語り継がれる人になったらという思いで役に向き合っていきたい」と話した。
時代劇ならではの所作指導にも衝撃を受けたという。志尊は「こんなに体を意識して歩かなければいけないんだというところから、言葉も通じなければアドリブも出来ない。役者として壁にぶち当たる部分はすごくあった」。悩みながらの役作りとなったが、自身は「どの作品でも手応えを感じるタイプの人間ではない」といい、「慢心をしたくない思いを込めて、まだまだだなという思いを忘れずにやっていこうという気持ちが強いのかもしれないです」と語った。
吉沢と本格的に演技を交わすのは今作が初めて。吉沢については「大河ドラマを僕の1つ上の年齢でやり遂げるのは、尊敬のまなざし。横で見ていてもせりふがとんでもない量あるし、言い慣れないせりふを常に練習されていて、すごいなと。どこかで息抜きして欲しいなと個人的には思います」。渋沢と杉浦はのちに親友関係となるが「僕が普段吉沢くんにリスペクトを感じるところや、魅力だと思う空気感を芝居でうまくリンクさせられたら」と意気込んでいる。
お芝居には絶対の正解は無いし
単純に数字で評価できないからか
良い役者さんほど「達成感を味わえない」って言う気がする…
(視聴率や観客動員・売上は芝居とはまた別の指標かな)
私が知る志尊淳くんとは
「Q」のロミオであり
「帝一の國」の光明であり
甘く軽やか、ユニセックスでソフトな印象
骨太で土臭い栄一とは好対照で光るタイプ
(乾杯の場面でのふたりの並びが面白かった)
杉浦氏の洋装姿、見たかったなあ
しそんくん、絶対似合うって!
まー彼は栄一が日本に帰ってからも
たぶん登場するであろうから
楽しみは後に取っておきますか!
◆“青天を衝け”主演 吉沢亮さんインタビュー ほぼ全文掲載(2021.7.17 NHKニュース「おはよう日本」)
(前略)桑子:栄一の適応力というか順応力、ものすごいものがあるなと、ドラマを見て思うんですけども、役者っていう仕事もそういう意味ではいろんな人たちといろんなチームを組んでやるわけですよね。何かリンクするところっていうのはあったりしますか。
吉沢:ありますね。最初、渋沢栄一という人物で大河ドラマやりますって言われて調べ出すと、いろんな功績を残してて、めちゃくちゃすごい人なんだなという印象が強くて。日本を支えるヒーローを演じるんだって思ってたんですけど、いざ出来上がった台本を読んだり現場でお芝居してみると、栄一がというより、周りの人もすごいんですよね。周りの人が、もうスーパースターばっかりで、そのスーパースターをどこかこう、一般人目線というか、民のひとりとして見ていて、そういう経験とともに成長していく人間なんだなっていうのをものすごく感じていて。
それが今回の栄一を演じている僕のこの現場での居方にもものすごくリンクしてるなという感じがして。周りには、草彅剛さんだったり、堤真一さんだったり、小林薫さんだったり、もうすごい人がいっぱいいて。その人たちのすごい芝居を見てすごく勉強できる、成長できるというか吸収させていただけるものがものすごくある。
この作品を通して自分がどこまで成長できるんだろうとか、何を吸収してどういう役者に変わっていくんだろうとすごく楽しみだし、その現場での(自分の)居方が今の栄一の、この『青天を衝け』の中での栄一の生き方とものすごくリンクしてて、なんだか不思議だなと思いながらやってます。
桑子:撮影も折り返し地点を過ぎていく中で、栄一への印象などは変わってくるものなんですか。
吉沢:やっぱり変わりますね。
いい人を演じようとか、ちゃんとかっこよくやらなきゃという意識はだいぶなくなりました。むしろ、かっこ悪いところこそ栄一の魅力だなっていう。助けてもらって恥かいて、それでも必死にあがくみたいな、その泥臭い人間臭い部分が渋沢栄一の一番の魅力なんだって、やっていくうちに思いました。
桑子:それが先ほどの周りの人に助けてられているっていうところなんですか。
吉沢:そうですね。周りの人に助けられて、周りの人がすごいことをしたのを間近で見て、それを何か受け取って、それをちょっとずつ自分のものにしていって、あそこまで上り詰めた人というか。
だからなんか、ある意味周りのおかげだし、運に助けられてる部分はものすごい大きい人間なんだなっていう。
桑子:その運をきっと逃がさないんでしょうね。
吉沢:そうだと思います。(以下略)
後の日本経済の礎ともなる偉大な人物の
まだ若くて無名でがむしゃらだった頃を
描こうとしているこの作品
「栄一と演じる中の人とのリンク」
制作側はこれを狙ったんだろうな
そしてその思惑どおりに
役と役者がリンクしているようで
吉沢さん自身も偉大な先輩達から
たくさん「受け取っている」ようで
何よりでございます。