ある新聞記者の呟きに思う。国有地不正売却とメディアの闇
健康になるためのブログで、こんなつぶやきに遭遇した。この際、どこの新聞でもいい、森友学園への国有地払い下げについて、核心的事実を掘り起こしてほしいーーなんて書くと若い同僚記者に怒られるが、もはや、どの社の、というより、日本のジャーナリズムの力量が問われている。プロフィールを見ると、この人は朝日新聞の記者らしい。「おまえがやれ!」…と言いかけて、やめた。国有地不正売却の第一報を告げたのは、朝日新聞だった。そこの新聞記者が「どこの新聞でもいい」と書いてしまうくらいなのだ。それだけ、この事件は重大で、締め付けも厳しいのだ。新聞記者と言っても所詮は雇われの身だ。会社の方針には逆らえない。守るべきものがある身なら、なおさらだろう。私がその立場だったら、会社の方針に逆らってジャーナリズムを貫けるのか?独り身ならやるかも知れない。でも、養う家族があれば躊躇うだろう。ふと、思い出す。自分の怪死事件ファイル。鈴木啓一 朝日新聞記者 りそなの政治献金 自殺斎賀孝治 朝日新聞デスク 耐震偽装問題 自殺岩路真樹 報道ステーション・ディレクター 内部被曝の特集を担当 自殺私の知ってる朝日関係だけでもこれだけある。どれも、一次、二次、安倍政権下の出来事。恐ろしい話だ。メディアの闇は深い。命をかけてまでやれなんて、私には言えない。それでも、こんなつぶやきをする人がいる限り、日本のメディアはまだ死んでない。でも…多分。この事件が正念場。これがうやむやになったら、その時は、日本の大手メディアは、死んだも同然。だからこの人はつぶやいているのだ。日本のジャーナリズムの力量が問われている…と。