核世界と銃社会〜恐怖がはぐくむ「偽りの平和」
核世界と銃社会〜恐怖がはぐくむ「偽りの平和」昨晩このニュースを見て、心底うんざりしてしまった。稲田防衛相、敵基地攻撃能力「状況に合わせ態勢を」ミサイル攻撃を受ける前に敵国の基地などを攻撃する「敵基地攻撃能力」について安倍総理が２６日、検討する考えを示しました。 「敵基地攻撃を目的とした装備体系は保有をしておらず現時点でそういった計画はありません。しかしながら、今、我が国を取り巻く安全保障環境というのは厳しさを増しているわけであって、その状況に合わせて万全の態勢を取っていくことは当然のことであろうというふうに思っております」（稲田朋美防衛相） 「敵基地攻撃能力」をめぐっては２６日、安倍総理が衆議院予算委員会で「日米同盟全体の抑止力を強化し国民の生命と財産を守るためには、我が国として何をすべきかという観点から、常にさまざまな検討は行っていくべきものと考えている」と述べていました。（画像は上記サイトより）すいませんが稲田さん、厳しさ増してるという実感が、私にゃありまへん。敵基地攻撃能力？ 国民の生命と財産を守るために、こっちから先に攻撃する？それって防衛じゃなくて、攻撃でしょうに。それはもう、戦争でしょうに。安倍総統閣下は、戦争がしたくてたまらんようだ。その欲求は怯えからくるものだと、この人は理解してるだろうか？世界には約15,350発の核兵器が存在しています。ひょっとしたら明日、世界が終わるかも知れない。そんな可能性をみんな知っている。平和な日常をおくりながら、常に頭のどこかで怯えてる。それでいて、核兵器のもたらす「抑止力」に期待してる。この大いなる矛盾を考えるといつも、銃社会アメリカに行き着く。世界の縮図が、アメリカの「銃に支えられた社会」にある。「1992年10月。日本人留学生射殺事件」大騒ぎになった事件なので、覚えてる人も多いでしょう。ハロウィンバーティーに参加すべく、仮装して出かけた日本人留学生が、間違って他の家の敷地に侵入してしまい、銃を構えた家の主人が「Freeze」と制止するが、「Please」と聞き間違え進み出て、撃ち殺される。やるせない事件だ。「Freeze」でなく「Stop」だったなら、彼は死なずにすんだだろう。しかし、問題はそこではなく、自己防衛の為なら先制攻撃も良しとする、アメリカ銃社会の恐ろしさ。その背景にあるのは、他を信じられない恐怖と怯え。それが「許容、寛容」でなく、「排他、排外」に人々を走らせる。常に攻撃されるかも知れない恐怖に怯えながら、先制攻撃できる銃に、安住を見いだして生きている。疑心暗鬼の中で、かりそめの平和を紡いでいる。少しオーバーでしょうかね？この１件だけで、アメリカの何がわかるわけでもなく、アメリカの土を踏んだ事もないアタシに、アメリカの何がわかろうかとも思う。ただ、銃社会を支えるのは「恐怖」なのだと私は思う。その構図は「核の世界」と同じだとも思う。銃を手放せないアメリカが、核を手放すはずがない。けど、考えてみてよ。日本は銃なんて無くても、平和にやってるよねぇ？ドンパチやるのはヤクザぐらいで、時々、通り魔殺人なんてのも起きるけど、それでもまだ、夜道を一人歩きできる。他人を信じて、それで平和が成り立ってるよね。じゃぁアメリカの抱える「恐怖」はいったい何なの？それは幻想なんじゃないの？って話。それを世界レベルに拡大すれば、核の抑止力なんて必要無いって話になる。ありもしない恐怖に怯えてるだけなのだ。日本はその事を証明する生き証拠なのだと思う。戦争しない。武器持たない。他国の文化を尊重し、それを取り入れる共生の心がある。それが日本の強みなのではないか？日本人は、これを誇りとし、大切にせなアカンのやと思う。なのに、安倍総統閣下ときたら、これをことごとく壊しにかかる。日本に「敵基地攻撃能力」なんていりまへん。そんなもんは、強みでもなんでもありまへん。そんなもんで、国民の命や財産、守れまへん。ありもしない「恐怖」を吹き込むの、止めなはれ。だれか、閣下に教えてあげてよ。 「弱いヤツほど武器を持ちたがる」ってね。だからさ、事故を怖がって装甲車を愛用するヤツなんておらんでしょ、って話。※参考資料----------------------------◆「フリーズ」と「プリーズ」を聞き間違えると…… 日本人留学生射殺事件の背景◆【最新版 (2016年3月時点)】これだけは知っとこう！世界の核兵器の数 保有国 ランキング
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・ＴＶ
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
