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テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:映画
エルミタージュ美術館展は上野に来た時に見て、華麗さが際立っていることは知っていたが、映画の人物の案内に従って開かれたドアから入って行くと、華麗さが過剰で気おくれしてしまう。とくに舞踏会はすばらしく美しい。
天井が高く、大きなドア、壁面には大きな絵がたくさん掛けてある。聖書物語の絵が多く、図像学的な解説も盛り込まれていた。猫は冷たさを表すとか。こういうことを知ると楽しいかも知れない。 あまりに部屋がたくさんあって、迷路のように次から次とドアが続いている。大きな部屋ばかりで、本当の居室はどうなっているのだろうと思う。明かりと暖房がたいへんそう。 秋に行ったロンドンのケンジントン宮殿がとても質素に見えました。絵画の掛かった1室でエステル記の絵があり、エステルが卒倒している場面なのですが、丈夫そうながっちりとしたおばさまに描かれていて、同じ名前を持つワタクシとしましても、可憐に描いて欲しいところでございました。絵の依頼者の奥様かもしれませんね。 エルミタージュの幻想は外の吹雪のような場面で終わる。壮大華麗な建物と財宝を集めた一握りの人々もいなくなり、一時の夢も終わって、でも集めたものは後の世代に受け継がれて活かされて行く。世界遺産と呼ばれて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月13日 13時26分46秒
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