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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:映画
重い内容のイギリス映画なので、15分前でもゆったり見れると思ったら、番号は100番台だったので、席はほとんど埋まり、前の方で横と見やすい席は確保できなかった。
ミリオンダラー・ベイビーの女性版と言えばよいのだろうか、人間の領域を超えてしまった、人の良いおばさんの物語。 人間の難しさがキリスト教国だからこそ描かれていると思う。家族は時間はかかるだろうが、赦そうとしている姿勢がみえる。丁寧な演技と脚本だと思う。しばらく心の底に沈んで残る映画だと思う。娯楽作品大好きなワタシでも、これは見ておいて良かったと思う。ただ、一人か大人の女性同士で見たほうが良いとも思う。 本題から離れて イギリスの労働者階級の1950年代の家庭の状況が興味深い。アパートにはステキな花柄の壁紙、大きな体の大人4人家族には狭いなぁと思う小さめなテーブルに数多くないお皿の夕食。裕福でも貧しくても必ずお茶を用意している。タバコ男女ともによく吸う。戦勝国ではあっても、庶民の暮らしは働いても働いても良くはならない。セーターも残り糸の組み合わせで編んであったり、懐かしい編み方のかぎ針編みや、昔ながらのデザインの編み方が、効果的に使われている。ティーポットにかぶせてあった緑とうすい黄色のティー・ハットがどうにも印象に残る。おしゃれの逆でダサいというのか、インテリアという発想ではなく残り糸でできるものという発想で手作りされたような。 実は同じようなくすんだオレンジとベージュの毛糸で編んだ手作り&かっこ悪いハットをウチの紅茶ポットもかぶっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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