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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:映画
ゴヤというとワタシが好きなのは「巨人」だが、有名なのは「着衣のマハ」「裸体のマハ」だと思う。たしか展覧会も見た記憶がある。
時代が激しく動き、あっという間に権威の逆転が起こる。名優たちも迫力のある演技をしている。異端審問の悲劇とナポレオンの侵略に翻弄される民衆。戦いのなかで、雌鶏も印象的な演技だった。 高い理想を掲げても、人々の幸せにつながらない、繰り返される悲しい歴史に学ばない人間を絵に残しているように思えた。ゴヤは描かずにはいられない、芸術というより職人のように、生の人間を描いたと思う。最後に、「黒い絵」もたくさん画面に出てくる。 撮影された建物も本物なので、たくさん出てくるゴヤの絵と同じ時間と空間にあるように思える。人々の顔も絵に出てくる人の顔と似ている。現代の人の顔とずいぶん違う。 プログラムを珍しく購入し、年表と合わせて読んでいる。美しい絵は見るとそれだけで良い気分になれるが、時々は暗い絵を見て、深い思いを知ろうと思うようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月13日 09時31分59秒
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