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カテゴリ:美術館・博物館
何度も見ているのだが、親指のマリアをもう一度観に行った。パスポートはこういうときに便利だなぁ。
長崎歴史文化博物館のレプリカの方が、少々美しくできている。本物は江戸時代は長崎の宗門蔵に保管されていて、現在は上野に保管を移されているということで、西洋美術館のマリアさんと合わせて観ることができる。 レプリカでも長崎の博物館では丁寧に扱われ、写真撮影はできない。そうだろうと思う。長崎ではキリシタン殉教がどこよりも現実だったのだから。 シドッチ宣教師の物語も含めた「江戸キリシタン山屋敷」を読むと、複雑な時間の重みを感じる。今生きている人は過去の多くの人々の足跡の上を知らないで歩いていることを実感した。 熱く生きたその人も、その人歩みを発掘して伝えようとした人の努力があって、迫ってくる感動をいただいている。 名前も残っていない多くの人に実は支えられていることを、今更だが、今年の夏は強く感じた。 次の世代に、伝わるかどうかは別として、より良く歩んでもらえるように、ささやかな努力を続けてゆきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月04日 19時26分03秒
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