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カテゴリ:美術館・博物館
三井記念美術館で6月20日まで。
徳川家康の洋時計は日本現存最古のゼンマイ式の時打ち時計というので、見に行ってきた。本当に良くできた機械のように思えた。もう一つ、もう壊れてしまっていたが、熊の時計もあった。クマちゃん目覚まし時計のような、可愛らしい一品だった。 目覚まし時計のデザインはこの時代からあまり変わっていないなぁ。天下人から庶民に普及するまで、約400年要したことになるのねぇ。 機械ものと、調剤に興味があって、理科系の人だったとか。鎖国のイメージが強いが、かなり好奇心が強く、詳しい日本地図もコンパスを使って見ていた。 いつも使っていたコンパスやナイフなどの道具類は、それぞれが精巧に作られていて、また使い込まれている。 茶道の高級なお道具は取引の道具として使われ、自らの普段使いは割合シンプルなものを使っていたことが分かる。合理的な政治家だったからこそ、なにはともあれ260年の平和は保たれたと思う。 鎖国していても、三浦按針らの新教の考え方を信頼し、決して閉ざされていたわけではなく、東の果てでもカトリックとプロテスタントの争いがあったことが分かる。 現代では想像するのが難しいが、そのうらではたくさんのキリシタンの処刑が行われてゆく。ヨーロッパでの新教と旧教の凄惨な映画を見るのも辛いが、結局日本でも同じように各地で行われていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月19日 07時51分35秒
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