2008/10/03(金)20:56
サーシュコーラン
朝晩は息が白く手がかじかむようになりました。ちなみに昨朝の最低気温は2.7度日中はお天気がよく17度位になっていたので、放射冷却現象と思われますが、それにしても寒くなってきました。
今回の研修では、前回のようにずっと一つの学校にいるわけではないので、限られた時間の中でいかに情報量、内容、ポイントを充実させることができるかが課題となってきます。
särskolan(サーシュコーラン:特別学級)での授業をする機会を得ました。L小学校のsärskolanは小学校と同じ敷地内に併設されています。知的障害があることが条件のこのクラスは、詳細は確かめていませんが、比較的軽度な印象を受けます。このクラスのサポート体制は、5人の子どもに3人の先生と、とても充実しています。授業のはじめに地図や国旗を使ってのスウェーデンと日本の比較をしましたが、子ども達は先生の力を借りつつ、自力での回答が可能なことが多かったです。
続いて名前カードを配布後、烏の折り紙を一緒に作ることにしました。折り紙はさすがに難しく、説明すると同時に”Jag fattar inte!(I don't understand)””Hjälp!(Help)”との答えが多く返ってきました。手先の巧緻性に乏しく、形の理解も難しいのですが、パニックになるといった大きな混乱はなく、真剣に取り組んでいました。烏が出来上がったときの子ども達の嬉しそうな顔、幸せを感じる瞬間です。