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テーマ:今日見た舞台(956)
カテゴリ:お芝居・コンサート
昨日記です。
シアター・コクーンへ「三人吉三」を観に行ってきました。 お席が大向うの1列前だったので 真後ろから「成駒屋!」「中村屋!」「待ってました!」などが ばんばんかかり、歌舞伎観にきたんだ感を満喫させて頂きましたわ。 私にはわからないタイミングの大声なので、ちょっと怖かった・・・ お話は全然ハッピーエンドじゃないのですが、面白かった~ 和尚、お坊、お嬢の三人の吉三は、みんな悪党なのですが 意外にマジメな一面をもっていたり、義理がたかったりして とっても魅力的。 とりわけお嬢吉三がいい。 男性的でもあり、女性的でもあり、美しく、その上悪党なんだもの。 劇中、お嬢とお坊が「もう死んでしまおう。」という話をする場があるのですが 一人で死ぬというお坊に お嬢が「なぜ、一緒に死んでくれと言ってくれねぇんだ。」と口説くのです。 これは義兄弟としての頼みなのですが 振袖姿の男が、男相手に心中をせがむんですから そりゃ~もう観てるほうはゾクゾクしちゃいます。 コクーン歌舞伎ってことで、通常の歌舞伎ではやらない演出も いろいろありました。 音楽はフツーの影囃子のほか、椎名林檎さんの曲も少し使ってて ロックっぽい曲調が、三人吉三にはよく合ってました。 でもね、歌詞が入ってる曲を流した場面があって そこだけは音が薄っぺらく聞こえてしまい、いいと思えませんでしたわ。 椎名林檎さんが生で歌うんならいいですが(←無理言うな) 録音した歌声を広い会場に流すのって難しいんでしょうね。 そのほかに印象的だったのは雪。 例の三角の小片を使うのは一緒ですが、降るわ、降るわ。 終演時には足首まで埋まるくらいの、すごい豪雪なの。 書割も使わない白一色の舞台で、幻想的なラストシーンでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.22 23:23:31
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