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ドジャースの中村紀洋内野手がマイナー行きを通告された。 当地でのエンゼルス戦の試合前にジム・トレーシー監督ら球団首脳から通告された同内野手は態度を保留。 3日(米時間)に球団に最終回答するが、日本球界復帰を含めた移籍も示唆し、ド軍側は容認する姿勢。 日本復帰の場合は戦力補強を急務とする楽天入りする可能性が高まってきた。 視線は怒りに震えていた。 ジム・トレーシー監督とポール・デポデスタGMに呼び出され、試合前の監督室でマイナー通告を受けた。 まさか、なぜ… 冷静さを装いながら、中村は・・・ 「素晴らしい成績を残せたので『下に落ちるのは納得できない』と話した。(メジャーは)実力の世界だと思っていたのに…。代理人と相談するが、オファーがあれば日本も含めて考えたい」 ド軍は守護神のエリク・ガニエ投手が故障者リスト入りしたため、投手12人体制とすることを決定。 そのあおりで、中村がはじき出されてしまった。 今後、中村に残された選択肢はマイナー降格に応じて昇格のチャンスをうかがうか、ド軍を退団するかのいずれか。 退団して日本を含めた他球団でプレーにする場合はド軍の同意が必要だが、すでに中村の決定を尊重する意思を見せており、移籍に支障はない。 年俸5億円の旧近鉄から、メジャー昇格した場合もわずか50万ドル(約5350万円)と夢を追った中村。 あくまでメジャーが最優先だが、ポスティングの際もド軍以外の球団は積極的でなかったこと、すでに各球団とも開幕メジャー枠を固めていることなどから、現時点でメジャーでのプレーは事実上不可能。 そこで浮上するのが日本球界復帰、立場上は自由契約でどの球団とも交渉OK。 すでに戦力補強の面で楽天が獲得に前向きな姿勢で、ド軍が旧近鉄に支払った入札額をそのまま楽天が金銭で補えば、トレード成立は現実的となる。 岩隈ら旧近鉄勢が多い環境も、中村には好都合。 「家族のこともあるので団さん(代理人の団野村氏)と話し合って考えたい」。 メジャーから杜の都・仙台へ、中村の最終決断が注目される。 (サンケイスポーツ 記事参考) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.04 18:29:15
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