|
テーマ:大人のニキビ(444)
カテゴリ:ニキビ・ニキビ痕
「混合肌でTCAピーリングをやっている人」すなわち、私の普段のケアってやつを書いてみたくなりました。
ここのところ紫外線が弱いのをいいことに、TCAで肌を焼いただの肌からジュクジュク出てきてたまらないだのハードコアな空気ばかり醸していたので、ちょっと視点を変えてみようと思った次第です。 それにしても「混合肌でTCAピーリングをやっている人」。どこまで条件を絞りこめば気が済むのかという非常にマイナーな感じは否めません。 しかし、TCA(トリクロロ酢酸)ピーリングもさることながら普段のケアというのも同様、つまりas~asに重要だと思うのでやはり構わず書きます。 ■普段のスキンケア 「要らないものを落とす」「刺激を与えず水分を与える」という基本中の基本は、普通の方々と変わらないと思います。 ただ最終目的は同じであっても、悲しいかな肌質や状態が状態だけにより慎重にいかねばなりません。 ・「要らないものを落とす」。 もうここから曲者です。 角質層の厚さも細胞同士をつなぐデスモゾームの強さも個人差がありますし、なにより同じ人間でも波がありますから、これが答えだ!というウルフルズのような明確な洗顔法はないでしょう。 それに、角質を取りすぎてツルツルになってしまっていても「気持ちいい~」といいことをしたと勘違いするケースなども十分ありえます。 そんな中で騙されちゃいかんのが、よく見かけるこのフレーズです。 「不要な古い角質だけを優しく落として・・」という、私のことを理解してくれてるのねと一瞬グラっと来てすべてを許してしまいそうになる甘い危険な言葉。 私もときどき使っている酵素洗顔のパイオニア、パパウォッシュもそうです。 ところがこれがとんでもないハニートラップでしてね。 角質層となった細胞はすでに核が死んでおり、それが重った状態で顆粒層以下の肌を守っています。 15~20層くらいが理想とされていますので、「ウチの洗顔料は頭脳プレーで”よし、必要な15層は残して、それ以上の角質だけ優しく取り除くぞ!”と働きます」と言っていることになります。まずムリだべ。 よって、どんな洗顔料を使おうが、肌の調子と相談しながら自力で角質ケアアイテムなり頻度なりを見いださなければならないのです。 肌においても、おいしい、甘い話はないということなのでしょう。 ・「刺激を与えず水分を与える」 ちょっくら浮気はよくあるのですが、忠実に上記の条件を満たしてくれるアイテムとして ナチュレルSPゲルクリームは常備しています。 この手のものとしてはエバメ★ルが絶対的な権力を誇りオールインワンゲル界に君臨しているのですが、その影でナチュレルSPゲルクリームはどうしてなかなかすごいのです。 まず、ゲルにありがちなつけた後のモロモロが出にくい。肌表面に残る感じが少なくなじみがよい。もちろん成分良好でTCAで虐めた肌にも優しい。 ちなみに私は持ち歩くために、ダイソーの真空容器50mlに詰め替えています。 ジャーから直接取るより清潔だし、なにより使い勝手がたまらなくいいです。 特にTCA後、普通のスキンケア解禁になった直後はいつも以上につけています。 それゆえベタつきが残る場合には、シルクパウダー、つまりセリシンいっぱいアミノ酸の宝石箱や~で軽く抑えます。 それと、紫外線カットは一年中しっかりやります。 ■TCA(トリクロロ酢酸)ピーリング開始2週間前 普段のスキンケアの一番最後に、はみでないよう楊枝につけた0.1%トレチノインをピンポイントでつけます。 夜だけです。日中は使いません。 また、不快な赤みや痛みがあるときは頻度を下げます。 年間を通して紫外線カットは必須ですが、トレチノイン使用時は特に留意します。 洗濯物を干すときも、UVカットをした上にマスク装備です。 過去にこれでシミになっちまった経験があるので、ひしひしと紫外線カットの必要性を痛感しております。 ■TCA(トリクロロ酢酸)ピーリングと湿潤療法後 TCA施術そのものはこちらです。 詳細については既に書いているのですが、水分補給と回復を促すケアがメインです。 ビタミンC(私はもっぱらAPPS)と、長年漢方や「紫雲膏」の名でもで親しまれている紫根エキスを併せてシートマスクにしたりイオン導入したりします。 EGF、FGF、も持っていますが、今後については要検討です。というのは ・EGF・・乾燥肌傾向の方のほうが合っているという声が多い。 そもそも表皮の細胞に働きかけるものなので「普段のスキンケア」での位置づけとなり、それなら、EGFじゃなくてもいいっちゃいい。 ・FGF・・真皮の細胞の増殖に関わるものの、医療で使われるFGF-1は入手できない(レセプターが基底層および真皮なので化粧品には配合できないとか)ので、望むほどの効果は疑問。 というところにあります。 そんな感じで、イオン導入はぼちぼちやりながら普段のスキンケアにシフトしていくという具合です。 それと、ナチュレルSPゲルクリームでも書いておりますが本当に保湿ってやつは思う以上に重要なようで、安くてもいいので市販のシートマスクを週に何回か組み込むとかなり違うと思います。 ちなみに私が気に入っているのは、ファンケル秋冬限定のモイスト&バイタルマスクです。 これはちょっと単価も高いので、たまーに使うくらいなんですけどもね。 もちろんニキビ痕のクレーターになんかは期待できませんが、キメは変わってくるかもしれません。 角質層に20%ほどの水分をしっかりキープし抵抗力もある状態をつくることこそが、TCA(トリクロロ酢酸)ピーリングをするにあたっての最重要項目かもわかりません。 特別な施術をするにしても、やはり基本はあってのことだと改めて感じました。 なんにつけてもそうなんでしょうな。 先日スキーに行った際、正しくエッジを使ったボーゲンもマスターできないくせにパラレルもどきをやろうとするな!ボーゲンは基本だ!ボーゲンは無敵なんだ! と師匠に怒られたことも元を正せば同じなんでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ニキビ・ニキビ痕] カテゴリの最新記事
|