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カテゴリ:映画
京都の旅の記録も付けたいのだが、
今日は、先に映画の記録。 「山桜」 美しすぎるこの二人。 東山氏は若干、年を喰ってる感は否めないのだが、 凛としたたたずまい、 潔すぎる手塚弥一郎は彼にしか演じられない気がした。 きっぱり、かっこよすぎ。 藤沢周平の書く、どこか不器用だけど、 まっすぐに正義、独りよがりな正義じゃなくて、、 本当にまっとうな正義をつらぬく。 不器用だから、もっといろいろ考えて、なんてことをせず、 最速で解決する方法を採る。 もちろん自分の身は省みない。 蝉時雨のオヤジにしても文四郎にしても、 あきれるくらい。 そんな実直な弥一郎が幸せになれないはずがないのだ。 そんなことがあっては、 日本全国の東ファンが許さんのだ! ってなくらい、かっこよかったのだ。 もちろん、田中麗奈の野江も美しい。 正直、出始めの野江、歩き方が若干不恰好で、 言葉も街中の言葉を使っていることもあって、 藤沢ワールド、期待できないかと、思った。 だけど、田中麗奈の野江はやはり、野江で、 これまた芯の通った人なのである。 もちろん、弱いところもあるけれど、 人として、許してはならないところは、厳しく断じる。 そんな両面を凛々しく演じている。 元気でアクティブなイメージのキャラクターを演じる姿を よく見るので、これまた新鮮であった。 「その目を止めろ」 と、夫が言うのだが、確かに眼力はすごい。 そもそも目がでかいのだが、 にらむでもなく、静かに見つめ返すのである。 やましい人間は、そりゃつらかろう。 そして、すごいなぁと思ったのは、 檀ふみと富司純子。 優しい母親が何かを悟って、厳しい顔に表情を変える一瞬の檀ふみのすごさ。 野江の訪問を機に生気を取り戻した富司純子の演じわけ。 すごい。 特に、富司純子さん、出番はさほどないのだが、 どの場面もインパクト大。 あまり書きすぎてはいけないのだろうが、 山桜を生ける場面はぐっと来たのである。 シアワセになってくれい!! そう心の奥底から叫びたい気持ちになったのである。 蝉時雨も、ドラマと映画、描き方が違ったように、 山桜も描く人によって、 違う映画になるんだろうか?? ワシの個人的な好みを言うのなら、 エンディング、ピアノだけでいいや。 あの歌は好きだし、歌手も好きだ。 だけど台詞付の歌だし、その台詞が映画にあっているかどうかは、 映画をどう見るかによるだろうし。 それを、押し付けられるのはいただけない。 余韻を残す、想像の余地を残す、それもありだろうが、 ワシはきっぱり、安心して、映画館を去りたかった。 だから、あの終わり方、△。 弥一郎さまの、シアワセも見たかった。 実は、あまりのめりこめなかったのには理由がある。 隣に上映きりきり、山桜のタイトルが出るきりきりに、 隣に、オババが座ったのである。 なにやら、でかい荷物を持っていて、 それががしゃがしゃうるさい。 そしてさらに、しゃべる。 小さい声ならいいってもんじゃない。気になるのである。 場面が動く度に、ごそごそ。 弥一郎様がかっこよかろうが、野江の着物がかわいかろうが、 だまっていろ!!! それはさておき、藤沢ワールドを忠実に表現したな、という印象はある。 エンタメという風情はない。 だからこそ、静かに、没頭したかったな。 みんな、幸せになったよね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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