2019/07/31(水)04:31
【私らしい書道教室の開き方2】
こんにちは。書道家の高宮華子です。
書道のはな*みちに
多くお問い合わせいただいているのが、
「書道教室の立ち上げ方」です。
書道家になりたい!
書道教室を開きたい!
という夢を持った方を、
応援するために起業物語を書いています。
少しでも、ご興味のある方々のお役にたてれば幸いです。
第2回 初めて近所の書道教室に通う
5歳:初めて近所の書道教室に通う(実はこれが運命の出会い)
私は、小学生になるとすぐに、
近くの書道教室に通うことになりました。
理由は・・・。
おじさんが通っていたから!(苦笑)
両親の勧めで、
私はお習字を習い始めました。
下の弟も、妹も、同じように、
小学生になるとすぐ、
一緒にお習字を習い始めました。
その頃、子供たちの間で流行っていた
お稽古事と言えば、
お習字とそろばん!
しかし、いくら流行っていたとはいえ、
行ったお教室がすごい!
なにがすごいって・・・
生徒が200人近くいたのです!
本当にすごい熱気でした。
お教室は、先生のご自宅の一室で
広さは20畳ほどありましたが、
当然入り切れません。
入れない生徒は、玄関のすぐ隣の和室で、
ひたすら順番が来るまで、正座で待ち続けます。
そして、もちろん私語厳禁!!
兄弟で通っていた私たちは、
我慢できず、しびれた足を突っつきあったり、
友達と喋ったりしては、
アシスタントの先生に怒られていました。
そんな中、私の師匠である先生は、
(その頃40代後半だったと思いますが、)
ちゃきちゃきの江戸っ子で、ビシバシと、
200人近くいる大勢の生徒達をさばいていました。
ちょっと間違えたりすれば、
すぐ激を飛ばす先生で、
挨拶を始めとする礼儀作法にも大変厳しかったですが、
生徒に指導しながらも、常に全体を眺め、温かく気を配り、
そしてどんな状況でも、完璧に美しい字を書く先生を、
恐いながらも、すごいなぁ~と思っていました。
しかし、思い返えせば、このときの師匠との出会いが、
私にとっては、一生の財産となったのです。
人生初めての師匠が、最高の師匠であり、
5歳から、現在に渡ってずっと、
書だけでなく、私の考え方、家庭環境など人生のすべてを、
あたたかく見守り、
ご指導してくださっているのですから……。
【残席2】8月11日(日) 10:30〜16:30@東京・三田
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