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薩摩琵琶大好き

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2019.06.28
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おはようございます。数日前「だめだめ、めちゃくちゃ?な、薩摩琵琶四絃の調整:サワリとり」しました~~。某オークションで会員が激安で購入。勇気あるな~と認めてます。値段が信じられない値段ですから、覚悟は決めておられたようで・・

結論からいえば、「3時間の激闘?のすえ」「糸をつけたら、ばしゃばしゃ雑音ばかり。こりゃ楽器?いええいえ状態」から「四の糸、下段はまさしく、おう ̄~琵琶の音ですわよ♪」他はまだ、開放の状態では、雑音の向こうに琵琶の音がします。木製の柱(コマ)を押さえると、まだまだ中段・上段・干の柱(大干)は、雑音だけです。

現状は「各柱のバランスがまるでダメ、鳥口のサワリがダメ」これが原因のようです。中段の柱は、もともとそうゆう風に「作った?まさか・・・嘘でしょう・・だけど」ちゃんと、表面が「平じゃなく、下段の方向に盛り上がる・・あの~いい加減な状態で「柱:駒をツケタわけ?」

イヤイヤ、どこでとは言えないけれど、L字型になった「木端」をそのままつけた「琵琶」見たことあるから・・そういうのも「在り」の世界なのかも・・「なんでも良いから木片」がついてて「鳴る琵琶」なら、苦労しないのにね・・と、明治?大正?昭和前期?の「琵琶の世界に」心のなかで「文句」・・指導者はどこに?どうゆう御指導されておられたのでしょうか??なんてね・・あ~~亡き父の世代でしたか・・

製作は年代は、わからないけれど、「鳥口」が小さい・・薩摩琵琶の初期の頃?柱は「どうみても朴の木じゃない?硬すぎる?」。琵琶本体・・裏は「カシュ塗り?」、表は「けやき」なのかな?~~面白いのが「糸巻き」細めだけど、あれ?凄い良い木材みたい・・??象牙は「きたないけれど、象牙」、月の部分は「銀じゃない、金属?」・・色んな部品を、琵琶職人ではなく、琵琶少し弾ける人が集めて作ったのかな?・・・で、推測「作った時から、琵琶として鳴らないので・・お手上げで、放置されてた・・」もののようです。可哀想だよね・・・そう、思うのは「鳥口」部分が、表面ギコギコ、干の柱の表面も、「1の糸の雑音をどうにかしようと、汚い切り口でギコギコですが、溝に掘られていました」

目標は「どこでも良いから、1か所琵琶らしい音がするようにする」・・幸運にも「2時間くらいで、下段」がOK♪・・この騒音・雑音では、微妙な「鳥口」の調整どころでは「ない」ので、「表面を平にする」にとどめました。もう少し早く「木製の柱の、バランス」に気がつき、そこから作業したらと、反省。酷い琵琶と巡り合い、お金かけずなんとかして・・経験が勉強になるんですね・・

木製の柱の「中段:上段」は、もう「目視」できるほど、「高くて、開放の状態」でも、「はられた糸と柱の間」が、ほとんど「ない」、下段の柱の上を押さえると、「触れるどころか、柱が邪魔で・・という感じ」これを、ご購入された御主人さまと私で、紙やすりで「低く」・・正直「柱のバランスが、めちゃくちゃの薩摩琵琶」は想定してなく・・こりゃ「道具いりますね・・ノミを使う」のが正解ですが・・しょうがないです・・

でも、「やりすぎ」がないのが「紙やすり」・・なので、時間と根気あれば「良いのかも」
・・・・・・・・・・・
順番としては、古い絃を外し、埃をはらい、布とイボタ蝋の粉をくるんだ「たんぽ」で磨くというか「拭いて」・・故障してる箇所ないか「みて」・・特に古い琵琶は、覆手の糸をつける部分の「四の糸」の「穴の上」の薄い板の所・・この裏が「ギコギコ」なので、それを「紙ヤスリで平にして」。糸巻き部分の穴に「四の糸」の部分に、「糸を結びつけれられる、補助の糸」つけて・・・・や~~と絃をつけられる・・わけ・・ここまで「一応、会員ですから」説明しながら・・

琵琶絃の付け方・・何回か実技で「やって」ますが・・これ、マジックみたいですよね・・これも「説明しつつ」・・じゃあああんん・・「どんな音?」ここからが本当

ショック!なんじゃこりゃ?一瞬の沈黙・・最初、開放の状態で「雑音?騒音・」・・あ~~

最初の所有者と同じく「干柱が高いため?」と「削りました」目安は、最初の所有者が彫った「溝」の高さまで・・・雑音の向こうに琵琶の音がしだしたけれど・・ひどさは変わらない・・・でも、かなり時間たち「木製部分の柱」にきがついたわけ・・

帰宅後、「さわり」についての文献読みなおしてみました・・・本当によくわからない・・のがこの世界ですが

「?木?泉先生:昭和52年」のメモでは「下段のコマ上に絃を圧へて、中段も上段も、その絃がスレスレにさわるように、コマの高さをきめるのが大切な事です」「大干(干の柱)のコマは、開放絃で、一の絃との隙間を1ミリから1・3ミリくらいにすると良いと思います」

で、おぼろげな記憶ですが、過去に読んだ文献のなかに「第1柱に(注:干の柱)絃が触るならば・・・「さわり」の音範囲外にあって聞き苦しい雑音でしかない」他にこの先生のお弟子が、違う本で、「1ミリから1・5ミリ・・・軽く触れる:不協和音」「2ミリから2・5ミリけして絃は触れない」・・あ~~2通り存在?

私個人として使う琵琶は、前代の石田不識様の作られた琵琶で、保守も石田さん・・片桑の琵琶「測定してみました」先輩いわく「柱が高いから崩れ弾くのは大変だよ」・・ん?でもそんな大変じゃないけどな??

で、1ミリ~1・5ミリ・・でした。もしかして「流派会派による、どうゆう音を好むか」という範囲の事かな?T流さんのブログを読むと、他つまり薩摩四絃は、「さわり」ついてない・・ような表現多い・・つまり「語り重視だから、サワリは弱め」。T流さんのなかでも、器楽重視の方と語りも重視の方がおられ、それぞれ微妙・・つまり「好む音のちがい」でしょうね・・私、色々あるの大好き(苦笑)

この微妙は差は、持ち主様が腕があがり、そこまで感じた時点で、「選択」してもらいましょう・・今は錦心流の大先輩の「メモ」の通り、じゃ~~1ミリ~1・3ミリ・・で、次回は「ハチャメチャ琵琶ちゃん」を調整してみましょう・・というわけで「ミニミニ竹の物差し」100円ショップで購入。

最終的には、地方という制約からも、コマ(柱)を自分で作りつける・・この技術ないと、「だめ」なんだな・・じゃ~~みなさんに「やってもらいましょう」・・と思いました。材料開始。これも会員に「男性」が参加してない時は「無理」ですが、今お二人おられますから・・





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Last updated  2019.06.28 09:24:40
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