雪の日の思い出
私が小学校1年の3学期に、10~15センチの雪が積もりました。これ位でも、何年ぶりかの大雪です。母から、「今日は雪だから、学校を休みなさい。」と云われ、私が、家のなかでゴロゴロしていると、祖母が「どうして学校へ行かないの? 男の子が、こんな事で、学校を休んではダメ!」と云われ、私は、スゴスゴと、積もった雪を踏みしめながら、学校へと向かいました。70年前の出来事を、今も記憶していると云うことは、余程つらかった為でしょう。今考えると、70年余りの人生の中で、これが最初の試練だった訳で、正直に申しますと、祖母の判断は、正しかったと考えます。私が、大学を卒業した年に、祖母は他界しましたが、祖母に心から感謝しております。