夫の協力と子供たちの理解のおかげで、２月１１日に念願の映画「夏物語」を観てきました。
劇場で映画を観るのは、一年半前に子供たちを連れて「ポケモン」を観に行って以来です。
この映画に関しては、大まかなあらすじと予告編以外は目にしないようにして待っていました。
どうしても気になって目に触れてしまった６０代のソギョンの写真とかもあったけれど、
先入観なしで観たかったから。
三連休中日の２回目の上映時間に行ったのですが、神戸シネ･フェニックスは、女性客が目立つものの劇場の４割くらいの入りでした。
韓流ファンの方々は、平日にお友達と連れ立って観に来られる人が多いのでしょうかね。
本題の映画の感想です。
また、お気に入りの映画がひとつ増えました。
前半はいろいろ笑える場面が多くあり、私は何度も微笑み、クスクス笑っていましたが、場内からは少ししか笑い声が聞こえませんでした。
私が変なのかな??
そんな穏やかなスネリ村での日々があるからこそ、対照的な後半の場面がより効果的に描かれていると思いました。中盤から涙が止まらなくてずっとハンカチを握ったままでした。
ビョンホン氏演じる大学生のソギョンは、初々しく可愛らしくもあり、
初恋のドキドキ感を思い起こさせてくれました。
それに相変わらずのたくましいお姿。そして愛しのジョンインを見つめる瞳に思わずうっとり。
スエ氏演じるジョンインの素直になれないいじらしさが、一生懸命に一人で生きてきた女性の強さとともに印象的でした。
映画が始まってすぐ登場した６０代のソギョンの姿には愕然としました。
全然冴えない。ビョンホン氏には見えない。
でも、映画を観ているにつれ、これがビョンホン氏の役作りだということがよく分かりました。
「忘れようにも忘れられないその夏の恋に、あまりにも大きな心残りが自分を捕らえて離さない。」
そうやって年を重ねてきた老教授を演じきっていました。
どうしてビョンホン氏がたくさんのシナリオの中からこの映画を選んだか。
私なりに感じたのは、彼のご両親の世代が生きた青春を演じたかったからではないでしょうか。
時代の激動に巻き込まれた悲しい恋を演じることで、この世代の方々に尊敬の意を表して。
深読みしすぎかしら?
また、何度でも観たい映画でした。
もう、ＤＶＤの予約が始まっているんですね。買っちゃいそうです。
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