もっと
午後、今日の予定が完了した頃、親友が訪ねて来てくれました。相変わらずのいい笑顔で。ウインドサーフィンのダチです。道具の話になり進化に驚きです。ボードのフィンの枚数が1枚だったのが怪我する前。それが2枚や4枚やら。そんなのでも道具の進化は目覚ましく、イージーにハイレベルな乗り方が出来るそう。この前の店のイベントの時も、フィンが2枚に増えただけでボードのターンが楽になり波乗りが楽になったって聞いたし。でもフィンが1枚の方がスピード出ると思うんだけどなぁ。波乗りだから最高速を求めるわけじゃないけど、スピードが出にくいのは遠慮したい。良く動けても、スピードがなけりゃくすんでしまう。訓練も一緒。良くはなっても回復が遅いのはノー・サンキュー。スピード・スピード・スピード・・・。もっと、はやく・・・。セイルやブームも凄く変わって乗りやすいそうだ。その違いと効果を聞いてびっくり。特にブーム。形状が変わって、ビギナーでもターンさせやすくなってるって。詳しく聞いて・・・がっかり・・・。波乗りで、風が弱く波のスピードに負けそうな時のスペシャルテクニックを、簡単に習得できそうな進化。俺はそれを意識しなくても出来るようになるまで3年近くかかった技なのになぁ。まぁぶっちゃけ、ただマスト手をハーネスに寄せるだけなんだけど。そうやってマストを送り出し、フォアレイキする事でボードのノーズを押さえ、ボードのレイルを長く使い、スピードを落とさずフェイスを上がる。微風やコンパクトターンはこれが出来るとクールにリッピング出来る。強風やオーバーヘッドの波は・・・対応できる体と精神がないと、ドえらい目に合います・・・。気が狂うほどの快感を得られるか、波に巻かれて流されるかの、二択ですけど。結局のところ、全て乗り手のスタイルだけなんだけどね。でも、乗りやすくなってウインドサーフィンする人が増えると嬉しいなぁ。 訓練始めて3年半を過ぎたのですが、大きな回復も大きな生活の変化も、自分では起こっていると余り感じていません。それは目標が高いからで、過ぎた年月の割には目標をクリアしていないからだろう。回復によってささやかな喜びは感じても、大きな喜びは感じた記憶がない。きっと、心のどこかで大喜びしたくない。そうやって浮かれたくない。常に目標に向かって地道に進み、大喜びして出来た何かに真の目標を遮られたくない、霞んで見えなくなるのが一瞬でも怖い。そう思う気持ちが、心のどこかに根付いているからかもしれない。しかし彼はこう言う。俺の頑張っている姿を、ブログや会った時、挙句の果てには夢の中ですら見て感じて、励みになってるヤツはいっぱい居ると。そうであれば幸いだが、それを主に望んで訓練しているわけじゃない。たまたまそうであっただけ。だけど嬉しい。誰かの力になれるって。もっとそうありたいと思うと、もっと頑張ってやろう、って思う。もっと、もぉーっと。