横腹
今日の訓練はNさんKさんが来てくれました。ありがとうございます。
Kさんは今日から本格的に入ってくれる。
古い知り合いだったので、気持ち的には楽。
記憶力が強い人なので、あまり心配はしていない。
歩行器立位を介助してもらうのは今日で3回目。
勘が良くて、1回目の時の練習から上手く対応してくれていた。
ほんとありがたい。
おかげで次々と進められる。
それに今日は立つ感覚がしっかりしていて、安定感がある。
水曜日なのに血圧が下がりそうな気配もない。
良いスタートやん♪
いつもベッドがある二階の部屋から、エレベーターで降りて一階のトレーニングルームへ向かう。
そのエレベーターの中なら、倒れて起き上がれなくても籠の中だから大惨事には至らない。
戻れずに壁に顔を擦り付けていたら、何してんの?って思われるぐらいだろう。
なのでいつもこっそり前後左右に上半身を傾けて、体の状態をいろいろ探っている。
まぁ色々と言っても、リフトで吊るためにお腹から太ももにかけてスリングを装着しているから、それがコルセット代わりになって大して動けないんだけどね。
しかし今日は1つ気になることがあった。
横に傾く時。
これまでは肩からお尻までが1つのまとまりのような感じになっていて、上半身を横に傾けるとお尻も傾く感じがあった。
しかし今日は、横腹を曲げて上半身を傾ける感覚がある。
その感覚は今になって現れたわけではないが、感覚と動きがしっかりとリンクしている。
感じている割には動いていない…って、パターンではない。
お尻はそのままで、横腹を動かして上半身だけを傾ける感覚。
その感覚が気持ちいい。
傾くとか倒れるとかといった、なんていうか…無抵抗な動き?ではなくて、上半身の動きをコントロールしている実感。
これが出てくると思うよな…
麻痺でどうにもならなくなった部分が、再び自分のものになったって…また1つ取り戻すことができたって…
その感覚が、歩行器を高くした状態での右回転(歩行器壁立右回転歩行器が一番上の高さ)で力を発揮してくれた。
横腹でしっかりと上半身を動かしている。
だから腰やお尻はぐらぐらふらつかずに安定している。
なので、しっかりと立って上半身だけを動かす感覚が、驚くほどこれまでになく強かった。
そしてひょっとすると…と思うことがあった。
それは足の翻り。
膝を支えてくれているママちゃんに確認してみる。
いつもと下半身に違いがなかったか…。
すると…
いつもより安定していて、体の軸がぶれない感じがしていたって。
だから膝が安定していて、足の翻りそうな感覚もなかったって。
ほらほら!
きたー!
これこれ♪
期待通りの返事。
動いている時に、正面に置いてある鏡に映る姿が、いつもとは違うなって感じていた。
いつも右に傾くとお尻は左へ、左に傾くとお尻は右へ、といった感じでフラフラしている。
それが見ていてなかったから。
これって結構凄いと思う。
詳しい知識はないが、下半身がしっかりと安定して立った状態で、お腹周りを使って上半身の傾きをコントロールできないと無理なことだと思うから。
ふふふ…頸髄損傷4-6ではあり得へんよ…
また、壁壊したな♪
これが昨日だったらなぁ…
なんて思う気持ちが少なからずある。
Iさんに伝えたかったなぁって。
もちろんこれはIさん1人のおかげではなくて、みんなが支えてくれたおかげ。
だけどIさんがいなければ、今日のこれはなかった。
それは間違いない。
ありがとう♪
体温は36.1度
排便は2つ半