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2013.11.22
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カテゴリ:リハビリ
 今日のテレビ台回しは、昨日考えていた通りに高さを低くしてやってみた。
低くくとは、横向きで寝ているから手が体の中心に近づく方向。
位置的には、手が大体顔の正面、体の中央辺り。

以前これをやり始めた頃は、肩の前辺りの高さだった。
前へ並えをするような位置だったが、その高さでの動きはギクシャクしてスムーズさがなかった。
全く一体感がない動き。

しかし何度も繰り返しやり続けることで、動きがかなり良くなった。
筋肉の硬さに違いも出てる。
だがそうなると、動き方よりも持久力の方が気になるところだ。

やはり動きに余裕ができると、もっとどうすれば・・・ということを考える。
そもそもこの動きをしっかりできるようになりたい理由は、両手で物を挟んでしっかりと持ち上げて顔に近寄せるため。
食べたり飲んだりするような動きを、自然とできるようになるのが目的。
使える部分だけ上手く利用して、どうにかこうにかってのは好きじゃない。


 これまでもそれが目標で、色々と肩や腕の訓練をしてきたが、ある時ふと気付いた。
負荷の無い状態でスムーズに動くことができなければ、両手で挟んでいい動作なんてできない。
それに腕も肩も、得意な動き苦手な動きの差がある。
まずはその差を少なくして、自然な動きにする必要がある。

肩の高さから体の中心へ近づくほどに動かし方が難しくなる。
胸の動きがあるかないか。
それ以前に胸と肩の関節と筋肉に柔らかさがないとダメ。
脱力状態で関節が端から端まで動ききらないと、力を入れても動くわけがない。

肩の動きはどの方向もバランスよく動けるかどうか。
自分の損傷レベルなら、肘が体の外へ出るほど腕が上がりやすく、体の中心へ寄るほど難しい。
麻痺の影響だから仕方がない。
だから今はそれを克服しないといけない。


 肩の前辺りで動きは十分だし、高さを変えてやってみた。
すると案の定弱い位置の動きになると、肘が外へ開こうとする。
悲しいが、使える部分を最大限利用し、何とかしようと体がもがいている動き。
それが絶対にダメだとは言わない。
結局はどんな動きをしようと何を使おうと、やりたい目的が達成できればそれで良いとする見方ならば問題がないから。

でもそれを自分自身には認めたくない。
怪我をする前のように動きたい。
頸椎損傷だからこんな感じの動きというのはやりたくない。
それは偏見かもしれないが、その動きを当たり前のようにするようになることで、もともと怪我をする前にやっていた動きから違う方向へ進んで行って戻れなくなるような気がする。
使う筋肉が偏ることで使わない筋肉は萎縮し、今後医療の進歩により脊髄損傷が治る怪我になっても、治せない体になっていたら・・・。
終わり・・・。


 今目標としている動き。
それを諦めそっちの動きに変えるのは簡単なことだろう。
だったら俺は最後まで諦めず戦いたい。
そんな俺だから、親友も支え続けてくれている。
ただ・・・目標を達成しても・・・知らない人には、普通の人間の動きなんだろうな。
ちょっと悲しい・・・。


 それにしてもこの高さ、胸にガンガン効いてくる。
胸を使う感覚がドンドン日に日に強くなるのがわかる。
それはきっと麻痺が改善している証拠だろう。
まずは感覚が回復しないと動きも回復しないし。
ひょっとするとその逆もあるのだろうが、動かす感覚が無い動作は常に目で見て確認しないときちんと繰り返し同じことができない。
だって何も感じないのだから。

それとは逆に感覚さえあれば、動かしていた感覚を思い出し、それを真似するように何千回何万回と繰り返す。
そうすることで必ず動きは良くなるし強くなるし、いつの間にか動きを自分の物にできる。

今日は胸の上半分と外側に良い感覚を覚えた。
まだ動きはぎこちないけど、何度もやれば上手くなるし、それに伴い筋肉もしなやかに動くようになるから上手になる。
思いのほか順調に進みそうで嬉しいが、客観的に見ると凄いことをやって結果を出してるね。
どちらももっとやり続けて、動きを良くしてそれから筋トレをして、ちゃんと動けるようになった時には親友とビールで乾杯したかったなぁ。






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最終更新日  2013.12.13 08:42:57
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