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カテゴリ:自助具・福祉用具
今日は介護用品のレンタル屋さんから紹介された車椅子用のクッションをデモで借りた。
そもそも体中に麻痺があるから、クッションを変えたところで短時間で違いなんかわからない。 よほど素材などが違うものでなければ。 ただ、物が大きく変わるのは大きな不安がつきまとう。 使い続けて、いろいろな生活の状況の中で、ようやく良し悪しがわかってくる。 これが高位頸椎損傷の怖いし大変なところ。 だからこれまでも色々なクッションを試した事はあったけど、その時座るだけでね・・・。 それが今回、ぜひとも試してみたい! と思ったそれは、 自動除圧クッション! だから。 脊髄損傷でなくても、麻痺などで体が思うように動かせない人は、定期的に体の圧迫されている部分を浮かさないといけない。 そうしないと血が流れが悪くなって、その部分の肉が腐って、床ずれになる。 だから座っているとお尻に床ずれができる。 それを防ぐためには、自力でも他力でもいいから車椅子からお尻を浮かせなくてはならない。 それを除圧と言い、その頻度は体の状態に左右され、多い人で15分に1回と医師から指示されることもある。 それがこのクッションを使うと、除圧をしなくても良い・・・はず・・・らしい。 これは試すしかない。 座りが悪くなければ、自動で除圧してくれるから座り続けられる・・・はず。 なぜ自動かと言うと、もちろんクッションの中にポンプが入っていて、それによって座面が部分部分で膨らんだりしぼんだりする。 そのような機能があるクッションはずっと昔からあったけど、制御部品やバッテリーなどが全て内蔵された商品は初めて。 ・・・多分、聞いたことないし・・・。 時代の進化の産物だ。 これにより、それまで使っていたクッションと同じように使うことができる。 必要なのは充電をすること。 しかも驚きかつありがたいのは、座ってから電源を入れるだけで、座った人に合わせて自動調整してくれる。 なんてことだ。 ちなみに、充電時間は2時間で、使用時間は13時間・・・。 素晴らし過ぎる。 ただ1つ問題になるかもしれないのは、クッションの厚み。 8センチ。 ロホクッションのように空気を抜いて沈ませるわけではないから、この厚みより薄いクッションを使っていれば車椅子の背もたれが低くなる。 そこが要注意。 このクッションを必要とするレベルの障害なら、背もたれが2センチ低くなると、座っていられなくなるほどバランスが崩れたりする。 それだけが気になるが、電動車椅子は他の車椅子よりも少し背もたれを高めに作ってあるから大丈夫だろう。 そうでなけりゃ試さないけどね。 さて、明日から3泊4日の和歌山旅行。 明日の昼に出発するから、このクッションを使うのは夜寝るまでの半日ぐらいになるかな。 それで調子が良ければ、翌日もその翌日も使って試そう。 楽しみだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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