|
カテゴリ:リハビリ
今日の訓練はNさんKさんMさんが来てくれました。ありがとうございます。
歩行器立位の回転(歩行器壁立右回転)は、前回に引き続き背中の力の使い方をしっかりと意識してやってみた。 週末の休息日があったから、回復して良い動きができるかな?と期待していたけれど、実際はそうでもない。 なんかちょっと残念。 なんとなく動きが硬くて、ぎこちない感じだった。 まだまだかなぁ。 訓練ではそんな感じの背中。 でもベッドで座る時に、気になる良い感覚があった。 体幹が弱くて、エアマットに座っていることもあって、ふらつきやすくて猫背になりやすい。背上げをする途中でどうしても骨盤が仰け反った状態になりやすいから、起きてテーブルに肘をついて上半身を支えても、猫背はどうにもならない。 座り直しが自分でできるわけでもなく、お尻を動かして骨盤の傾きを修正できるわけでもない。 テーブルに肘をついて上半身を支えられるようになっているから、背中に力を入れてしゃきっとしようとしても、力を入れている感覚がある程度だった。 ずいぶんと長い年月、そうやって姿勢を正そうと力を入れたりバランスを取ったりしてきた。 訓練の成果もあって、背筋を伸ばすように力を入れれば、少しはしゃきっとできるようになってきた。 しかしそれは腰から上だけ。 結局骨盤の傾きが問題。 しかしふと考えたことがある。 背上げの途中からずっと背筋を伸ばすように力を入れ続けたらどうなるか? そうやって力を入れることで、背骨は反る感じで、骨盤は起こす感じのまま起きることができた。 もちろん見た目は何の変わりもないだろう。 でも、体から伝わってくる感覚は明らかに違う。 ダラーんともたれて座っていて、背中からお尻までがべったりエアマットに埋もれている感覚。 そうではなく、いくつかの部分はエアマットにしっかりと当たっているが、埋もれているのではなく乗っている感覚。 そして部分部分に、エアマットから浮いている感覚。 そして骨盤がいつもより立っている感覚。 見た目の変化はなくても、感覚はいくつも違いを感じた。 まだ何度も試していないが、その状態からテーブルに肘をついて上半身を支えると、明らかに違いを感じた。 腰が立っていて座りやすい。 そしてテーブルから離れて背上げしたエアマットにもたれる時も、骨盤の傾きを意識することで、意識しない時よりも腰が立った感覚になっている。 座りやすい。 腰を踏ん張りやすい。 いい感じだ。 少し前から思っていたことだが、今の歩行器の訓練内容に不満がある。 挑戦的では無いからだ。 歩行器の高さ次第とは言え、どれも確固たる自信がある。 この動きはできると。 閃き考え出し、初めて試してみて、これはきっと効果が出せると感じたあの時のような、ワクワクドキドキする感覚がない。 毎回毎回、今日は上手くできるだろうか?と感じていた心の不安がない。 そう感じている時点で、もはやそれは歩行器の高さを調整して負荷を大きくしたところで、普段より難しいことをしているに過ぎない。 挑戦はしていない。 それは、回復の停滞の始まりでしかない。 しかしそこまでになったから、このベッドでの感覚があると気づいた。 なぜなら、背上げをする時には、お腹の力を抜く必要がある。 ふと考えた、【背上げの途中からずっと背筋を伸ばすように力を入れ続けたらどうなるか?】なんて、絶対にやってはいけないことだった。 その、お腹の力を抜く必要があるのは、痙性を出さないため。 痙性の程度や強さは人によって違いがあり、一個人の身体全体でも様々な違いがある。 それは一定の緊張状態以上で、動かしたり動かされたり力を込めたりすると、意図的に出すことができる。 だからお腹に一定以上の緊張があり、背上げの途中で力が入ると発動し、ガタガタと大きく震えて腰がずり下がって、とてもじゃないが座ってられない姿勢になってしまう。 なので出来る限り力を抜いて筋肉を刺激しないようにする必要がある。 もちろんお腹の力を抜くのは簡単なことではない。 当たり前にコントロールはできない。 だが呼吸を整え、そう意識するだけでも違いはある。 振り返れば、長い年月をかけてグニャグニャだった体幹を回復させるために訓練して緊張が上がるようにした。 それによって痙性が出るようにして、その痙性をコントロールするようにしてきた。 そして先の痙性が出ない状態へ、かなり近づいたことを確信した。 痙性が出ない状態と、完全回復させた状態の間に、まだどれだけのステージがあるのかは知らない。 筋力とコントロールの回復ステージになると予想しているが、そんなの無の状態からのスタートに比べれば屁でもない。 確実に結果を出していけるステージのはずだから。 いよいよ来たのか? そうであることを願おう。 もっともっと早く…今のこんな状態をダラダラ続けている時間は、俺には無いから。 体温は36.0度 排便は3つ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.17 22:57:16
コメント(0) | コメントを書く |