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カテゴリ:リハビリ
今日の訓練はKさんMさんKさんが来てくれました。ありがとうございます。
引継ぎは順調。 今週から移乗の練習をスタート。 まずはベッドから車いすへ。 やり方は、端座位にして向き合った介助者が、よいしょって移す方法。 それだけ聞くと、移乗を知っている人はイメージが湧いてくると思うけど、その方法は半分だけ正解。 そういった力任せの方法ではなくて、上半身の重みをうまく使った、バランスを利用した方法。 なのでリフトは使っていない。 だけど家族もヘルパーさんも、17年間1度も腰を痛めていない。 そのコツなどを伝えて、Kさん初挑戦。 あっけなく、できてしまった。 Kさんのセンスが良いのもあるだろうけど、ポイントをきちんと理解してくれるところが強みなんだと思う。 本人は途中頭の中真っ白…なんて言ってたけど、最初はみんなそう。 良いスタートができてよかった。 その練習もあって、歩行器立位は少なめの内容。 なので体の疲れも少ない。 そのせいかな、1番最後にやっている歩行器を最も低くして上半身を腕だけで支える(歩行器歩行立低い高さで両腕で体を支える)は、とても調子が良かった。 それは両方の肘を曲げて前傾姿勢になり、その状態を保持。 このタイミングでいつもネックになる左上腕三頭筋がしっかりしていて、左右のバランスが取りやすい。 左腕、強くなった? そうなる特別な理由を全く思いつかない。 ふと思ったけど、この状態って腕も使った前屈(歩行器壁立前屈腕も使って)の途中に似てる。 長年やってきて、今になって改めてふと思った。 そう思った心当たりがある。 今日は腕も使った前屈が調子良かった。 歩行器をかなり低くしてやってみたけど、それでも動き切ることができていた。 順番的にこのタイミングで、腕の疲れは影響しない。 なので、負荷を高くして動けたかどうかは、ほぼほぼ純粋に腕の状態に影響する。 今日は起き上がる途中でスピードが遅くなった。 やばいなぁ…このまま止まってしまうかも…と思ったが、普通にそこからいつものように力を込めて起き上がりきることができた。 今日のようにやばいなぁと思うような負荷の場合は、何度も繰り返すのは難しい。 疲れてきて力が足りなくなるから。 なのに今日は最後までやりきった。 まぁ、時間の都合でいつもより少ない、10回2セットだけだったのだけど。 それでも、これまでとは違う何かを感じた。 話を戻すと、さっきの腕だけで支える動き。 これは前屈と違い、前傾した状態を保持して止めるから、動きが一度静止する。 この静止状態から再び動くのが難しい。 だから戻れずに崩れるのを覚悟して大きく傾くか、戻ることも前提なら限界まで傾かない必要があった。 だけど、あの腕の感覚なら。 あの感覚と動きがさらに強くなっていったら。 さらに大きく傾いた静止状態から上半身を起こしきることが可能になる。 これが応用できるようになれば、歩行器で完全に前に倒れてリラックスした状態から、自力で起き上がる動きが可能になる…はず。 長年やってきて、ようやく狙いの1つに到達できるかもしれない実感が湧きつつある。 年末には、どんな動きができるようになっているのだろうか? 楽しみだ♪ 体温は36.3度 排便は3つ半 血圧は83/55 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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