今日、映画ですなぁ……
アメリカを第一次大戦に誘いこんだルシタニア号の姉妹船沈没事故のお話の映画化されたのが、テレビ放映されますね。内容は確か、「婚約者を寝取った金髪の詐欺師が神の怒りに触れて水死する」だったような。でも、そういった見方であの映画を見てる人ってどれっくらいいるんだろ。ああいった話しとか見てると(見た事ないけど)思うんよね、女が強くなったなぁと。オペラのヒロインなんてみんなか弱い少女(夢見る乙女なんてのもある)だし、数少ない例外たるカルメンはそもそもヒロイン設定からして薄情者だし(薄情な女に振りまわされた哀れな男の物語というべきか)フィガロの結婚のスザンナも強い……というより賢いというか、狡猾というべきかわからん女だが、それでも性という男の弱みを握って男を振りまわすようなまねはしないしな。だけど最近の映画のヒロインは男を振りまわして、そのくせかわいそうな役を張ってる。勝手に決められた婚約者という設定は確かに悲劇的かもしれんけど、そういえば、この手の悲劇って男の側の婚約者が全く彼女に興味がない…… というのが大半だったような?でもこの話、相手の婚約者(男)は彼女にご執心の模様……本当にかわいそうなのは、男の方じゃないの?うーん、俺はこうした点からどうもあの映画は受けつけないんで、見た事はないのだが、かといって、見る気もしないなぁ……あれ、恋人どうしてみるって言うけど、女の方から誘うとすれば、「恋人がいるなんて社会的制約あるけど、イキズリでいい男見つけたら楽しませてもらうからね」というメッセージに他ならないと思うんだけど、こんな事考えるの、俺だけ?