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カテゴリ:→経済っておもしろい!
とある国の国債(Government Bonds)のデータを見ていて、「利率rate」と「利回りyield」が並んで記載されていた。
ほとんど似たような数値になっていて、ほとんどの場合、利回りの方が0.03%前後低い。 これらの違いを正確に説明することができないことに気が付いた。ある外国人に英語で説明しないといけないのだけれど、「英語」と「金融」という社会人として最低限見についておくべき2つの能力に致命的な欠陥があるので悪戦苦闘。こんな基本的なことも説明できないのかと愕然としてます。そもそも「国債」についても知識がないものなあ。実際に購入してみたほうが早いかもしれません。 いろいろ調べてみて自分なりに整理してみます。 たとえば我が「はんはり銀行」が20年の利付国庫債券(いわゆる国債)を購入したとする。当行は国へお金を貸しているわけだから、毎年利子を貰えるわけですね。このとき貰える利子の金額を購入した国債の額面で割ったものが「利率」ということになる。通常、国債を発行する際に「利率」が決められているので、当行は毎年決まった額の利子をいただけることになります。 ここで、ややこしいのは国債を発行する際には通常「入札(bidding)」が行われると言うことです。つまり額面通りの国債を購入できるわけではなく、入札の結果、額面とは異なる価格で購入することがあります。ちなみに入札の方法にはいくつかあって「利回ダッチ方式」とか「第I非価格競争方式」、「コンベンショナル方式」などがあります。詳細は述べません。自分でもよく分かりませんでした。 額面よりも安く購入できれば、購入費用(投資元本Principal)を抑えられるため、その分だけ収益率が高くなります。この投資額(投資元本Principal)に対する収益(returns)の比率こそが、「利回りyield」ということになります。 詳しい計算方法などは、財務省のHPを参照ください。 ですから、金融リテラシーで大きく劣る我が「はんはり銀行」としては、額面の「利率」だけではなく「利回り」を推計して、新規発行された国債の購入に踏み切るかどうかを判断すればいいのですね。 個人レベルで置き換えてみると「入札」と「購入価格が不確実」というところが分かりにくく、一時期CMをやっていた(小西真奈美大好き!)「個人向け国債」とは、ちょっとシステムが違うみたいです。 いずれにせよ、比較的お手軽でリスクの低い「個人向け国債」を買ってみると、ちょっとは学習できるのかもしれません。 個人向け国債の買い時は、景気が高揚して金利が上昇するだろうなという時なので、個人的には今は買い時ではないなあと考えてます。そもそも日本国自体が持つかどうか、、、。 つたない知識で書いているので、間違っている部分もあるかと思いますので、100%は信じないでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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