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悩めるクライマーのためのセルフコーチング、、の実践記録
カテゴリ:レース
今年は7月の天候が悪く、乗鞍へ行くのが8月のお盆の前後になってしまったが、ニセコ合宿(ニセコHCを含み、約600km-11000m獲得)でしっかり走り込めたのもあり、TTでは56分台で揃えられたので、仕上がりとしては過去最高だった2014と同等のところまで持って行けたかな、と。 他にも強豪選手は増えているが、例えば、大野君の大逃げを放置しての集団牽制などの展開にならなければ、リスクは低いのでは、と思っていた。 今年は珍しく準備が割と早く進み、6:45くらいにはアーチの下にたどり着き、準備体操も入れてみる。どういう基準で選考されるのかはよく分からないがw、名前を呼んで頂いて、先頭に並ばせて頂き、定刻通り7時にスタート。 最初のストレートもそれなりに進み、左カーブを曲がったところで、スター兼松さんが拳を振り上げて、「ものども、着いてこい!」と大声で。(笑) 前日にサンボルトブースで集まった時に、レースに臨むにあたって「自分には特に目標がない」というようなことを仙人とスターが言っていたので、じゃ三本滝まで曳いてくれませんか?と頼んでみたら、二つ返事でOKと。(また、仮に大野君などの逃げが決まっても、皆で回して牽制しないことを取り付ける→→すまんな、、大野君^^;) そんなこんなで極めてハイペースで三本滝まで。この時点で、今日は間違いなくコースレコードが出るな、と。
第一CPでアクエリを貰って飲んでると、一人が飛び出すカタチになっていたので、とりあえず追ってみる。すると、仙人もすぐやってきて、ゲレンデ区間でまたかなり上げにかかる、、キツイがとにかく着いて行くのみ。仙人が緩めると、先頭交代+α程度に回す。あまり後ろを振り返る余裕はなかったのでレース中は知らなかったが、中間点あたりで7人?程度になっていたらしい! そして、このあたりから、梅ぴょんとシュンスケの曳きが強くなってくる。特にシュンスケは、、ダンシングに移行したあと、腰を下ろすまでの数踏みの伸びがハンパない。荒田沢橋を越えて、いよいよ26-25-24-23コーナーの激坂区間が始まると、やはり二人を中心にペースアップが始まり、自分も23-冷泉小屋あたりは攻めて行く。 しかし、、うーむ、想定していたよりも余裕はない。。 ペースを維持することは出来るが、振り切るような脚ではない。。 位ヶ原までは梅ぴょんが軽く揺さぶってくる程度だったと思う。第二CPでアクエリを受け取り、残り5kmへ突入。 最初の15-14のS字か、次あたりで、梅ぴょんの軽いジョブの飛び出しからのシュンスケの攻撃が始まったと思うが、そのキレとペースアップの時間の長さに、、「こいつまじか、、」との自分の心の声が聞こえた。付いて行くことは出来るが、そこから被せてさらにアタックは到底無理なペース。気づけば加藤君は消え、梅ぴょんも時折離れては近づいていたか。残り2kmの4番コーナーまで、断続的に3,4回はシュンスケの攻撃が続いたが、ただ耐えるのみ。。 緩んだところで梅ぴょんが再度合流し、残り1kmを過ぎて一応3人パックの状態ではあるが、、脚の差は歴然としている。残り200mくらいで、腰を上げてスプリントを開始するが、脚が燃えるようにキツイ、、その横をシュンスケがかっとんで行って、勝負あり。ゴール直後、悔しいというより、シュンスケの突き抜けた強さに感心するのみだった気がする。
下山して、色んな方々に惜しかったですね、と言われたが、、そのたびに残り5kmからの展開を説明した。数字上のタイム差は1.5秒程度だが、実力の差ははるかに大きい。乗鞍の本番において、仮面を脱いだかのような強さは一体なんなのか(笑)。棒クライマーの梅ぴょんも、去年の5位からは順位かなりのジャンプアップで、来年さらに伸びるかと思うと、自分も未開拓の減量にいよいよ取り組まねばな、、と思わされる。(今年の体重は、8/24の朝一でおよそ58kg。まぁ例年通りだが、クライマーとしては重い部類なのは間違いないわけで、、)
さて、今年のNORIKURAも終わってしまい、無気力モードのまっただ中だが、、まだ台湾KOMと沖縄があるので、一休みしてまずは秋のアルティメットライドに向けて備えるとしよう。
最終更新日
2019.08.27 13:24:33
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