2024/05/03(金)23:13
「続^5・天津飯」
ごはんにかに玉(芙蓉蟹=フーヨーハイ)を乗せた天津飯は、日本発祥の中華
料理です。ちょうど「フランスにはオムライスが無い」というのと似ています
が、日本では「ごはん+おかず」と「おかず乗せごはん」は別の一品とされる
ことから、丼物としていろんなアレンジが生まれています。天津飯も地域によ
って掛ける餡が違うらしく、わたしはしょうゆ味の金餡に慣れ親しんでいます
が、塩味の銀餡や、ケチャップ味の餡をかに玉に掛ける地方もあるようです。
たまに食べたくなるので作りました。溶き卵にかにかまぼことねぎを加えたも
のを、ごま油をなじませた中華鍋で焼き、鉢に盛ったごはんにかぶせます。卵
を半熟にするかよく焼くかは、お好みでどうぞ。ここへ、あらかじめ作ってお
いたとろみのある餡を掛け回します。「金餡」だと、しょうゆ:みりん:水=
1:1:10(しょうゆの12倍稀釈程度)に、粉末中華だしの素を加えてひと煮
立ちさせ、水溶き片栗粉で硬めにとろみを付けます。紅しょうがも合います。