「茶葉のかき揚げ」
もうあとお正月まで20日あまり。ちょうどお茶の葉が切れたこともあって、お正月用にと少し高めのお茶を買いました。試しにその封を切って飲んでみましたが、それまで飲んでいた安く、もう長いこと経っていたお茶に比べて、甘みを感じるぐらいでした。ポットの湯は90度ぐらいなので、まず湯飲みに注いで80度ぐらいに温度を落とし、それをさらに急須に移すと70度ぐらいになって、お茶の甘みやうまみを引き出すのに、ちょうど良い頃合いになるといいます。さて、それで2煎、3煎……と楽しんで、あとはお茶の葉っぱを捨てて急須を洗うのですが、そのときにふと柔らかそうな茶葉に目が行きました。以前、茶葉を使ったかき揚げというのを聞いたことがあったので、さっそく実践してみました。つまり、小麦粉少量をやや固めに溶き、水気をある程度切った茶葉を混ぜて、サラダ油で揚げたのです。出来上がりは平たい「BP」なんですが、ちらちらと緑色のものが散っていて、青のりを混ぜて揚げたような風情です。家族で食べましたが、あまりお茶の味はしませんでした(子たちは茶葉であることを当てられませんでした)。本当は、出枯らしではなく、1~2煎で止めた茶葉を使わなければいけないんですね。これは(飲む)お茶好きのわたしにとってはジレンマですが(^_^;)。なお、以前はちょっといいお茶は「玉露」と呼んでいたように思うのですが、最近は表記の基準が変わったのでしょうか。百貨店の売り場では、猛烈に高いお茶だけが「玉露」と表示してありました。