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2007.03.01
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カテゴリ:ユウとアイ
今回、ほんの2ヶ月弱の間だったけれど、私の妊娠を理由に日本の保育園に子どもたちを通わせることができた。短い間だったけれど、子どもたちはいろいろなことを吸収して、いろいろな経験ができたと思う。


日本の保育園と韓国のオリニチプとの違いはいろいろある。
園生活を直接見たわけではないので具体的なことは分からないけれど、分かる範囲で書いてみようと思う。

まず見てすぐ分かること。
日本はスモックと帽子と名札をつけて登園するが、韓国では何もない。
日本では毎日ポケットにポケットティッシュとハンカチ、かばんにもハンカチを入れて登園するが、韓国ではそれがない。ティッシュはクラスにひとつ箱ティッシュ(学期初めに持っていく)、クラスにひとつのタオル(同上)を、皆で一緒に使う。(日本の感覚からするととても不衛生!)
日本では上靴に履き替えるが、韓国では靴下のまま。(冬、オンドルだからかな?)
日本は園庭が広いが韓国はさまざま。ないところもある。
日本は公立だが、韓国は私立が多い。
日本は送迎バスがない場合が多いが、韓国はあることが多い。
日本は生後6ヶ月くらいから預けられるところも多いが、韓国ではそういうところは稀。
日本は保育料さえ払えばほかにたいした出費はないが、韓国はガベ(知育玩具)、バイオリン、英語、体育、化学、美術、国楽など課外活動が多彩で追加料金がかなり掛かる。
日本は外遊びが多いが、韓国は外遊びが少ない。(冬は寒いから?)
日本の教室にはテレビがないが、韓国では1日に何度もビデオを見る時間がある。
日本は季節の行事が豊富、韓国はあまりない。
日本では毎月身体測定があるが韓国では一年に一度しかない。
日本では毎月避難訓練があるが韓国ではない。
日本では毎月交通安全指導があるが韓国ではない。
日本では二人目の子は保育費補助があるが韓国ではない。
日本ではその日の給食とおやつを親も見えるようにいつも踊り場においてあった。
日本では月初めに1ヶ月の予定表をもらってくるが、韓国では予定は3日前くらいにならないと教えてもらえない。
日本の献立表はカロリーや食材まで丁寧に書いてあるが、韓国のは大雑把。
日本では毎日手帳に出席のはんこをもらえるが、韓国ではそんな手帳はないか、あっても出欠はつけていない。

思いつくままあげてみた。

私から見ると、外遊びが多いのは特によかった。日本の保育園は登園するとまず30分くらい外遊びをする。もちろんその後も園庭に出て遊ぶこともよくあるうえ、迎えに行くと、またしばらく遊んでからしか帰らない。滑り台やのぼり棒、砂場など備え付けの遊具はもちろんいろいろあるし、それ以外にも縄跳びやこま回し、羽子板、ぱかぽこ、フラフープなど、いろいろ懐かしいおもちゃも自由に使える。皆がそろうとフォークダンスをしたり泥棒と警察をしたり。園庭に生えている木に登ったりもする。あまり外で遊んだことのないうちの子たちは(本人たちには内緒だが)明らかに日本の子どもたちより運動神経が劣っていた。でも、入園当初できなかったことも2ヵ月後にはできるようになっていたりして本人たちもうれしそうだった。

名札をつけているからか、ひらがなの読める子達はすぐに名前を覚えてくれた。

歳が小さいからか、性格のせいか、したのアイのほうが早く友達の輪に入れたようだった。
ひとつ上の年少組に入れてもらったので、可愛がられたのかもしれない。
帰るときなど、かなり早くからよく「あ、アイ君だー」「アイ君バイバーイ!」と同じクラスの女の子たちから声をかけられていた。
なぜか声をかけてくれるのは女の子が多かったが、一人の男の子と特に親しくなったようで、最後のほうはその子とよく遊んでいた。でも同じ組の子は基本的に皆友だちになれたらしく、同じ組の子を見かけると、いちいち私に「あ、あの子アイのチング(友だち)!」と教えてくれた。(一人悪い子がいるとも言っていたが。^^;)

入ってわずか2,3日で友達になれた子が、1週間でいなくなってしまうと言う不運に出会い、なかなかなじめなかったユウも、さすがに1ヶ月もすると友達ができたようだった。最後のほうにはとても仲のいい男友達が二人もできて、帰りにいつも1時間くらい楽しそうにいっしょに遊んでいた。


保育園に行かせて、図らずも私はとても幸せな思いができたことがある。
これまで、子どもの日本語教育はほぼ私が担ってきた。
ほかのインプットはおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、テレビからそれぞれほんのちょっぴり。これがすべてだった。

だから、子どもたちの口から出る言葉は、すべて私の教えた、私の話したことのある言葉だけで成り立っていたと言っても過言ではなかった。
妹の子を見ていると差がよく分かる。予想外なこと意外なことを言って驚かせてくれたり笑わせてくれたりするからだ。

ところが今回の保育園体験で、子どもたちの日本語世界はぐんと広がった!
私が教えたことのない歌や、知らない歌をおぼえてきて家で歌って聞かせてくれるし、聴いたことのない手遊び歌を小さな手で教えてくれる。自分のことを「俺」といい、私のことを「おかあちゃん」と呼んだり「ママ」と呼んだりする。私の知らないこまの回し方の名前を教えてくれる。ポケモンのキャラクター名まで覚えてきて教えてくれる!

こんなささいなことだけれど、これが私にとっては至福の体験だった。
オリニチプで覚えてきた歌をうたってくれたことは前にもあったけれど、所詮舌足らずな子どもの韓国語。聞いても歌詞がよく分からなかった。それに引き換え、日本語はよく分かる!日本語で聞くのがこんなにたまらなく可愛いとは思いもよらなかった。


先生方もとてもよい方たちで、子どもたちはすぐになついた。
帰る日の朝、ユウは自分で折り紙を出して先生にプレゼントするんだとチューリップの花を折った。それほど好きだったんだろうな。

帰る日が近づくと、もうあと何日しかないと、数えて淋しがるようになった。
お父さんに会えるじゃないと元気付けようとすれば、お父さんが日本に来ていっしょに暮らせばいいのにとユウが私の心を代弁するようなことを言ってくれた。
韓国と日本と行ったり来たりできるといいのにとも言っていた。

韓国に帰ってくるのは、本当に心が痛んだ。

帰ってからもよく保育園の話題が出る。
「もうキリン組の皆と会えないの?」とか、「泥棒と警察はもうできないの?」とか「4月からウサギ組は皆キリン組になるんだって」とか「先生に会いたいな」とか。


明日から韓国は新学期。
オリニチプの新しいクラスが始まる。
また、いい先生、いい友だちにめぐり合えるといいな・・・。





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Last updated  2007.03.04 00:02:18
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