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カテゴリ:芸能系ニュース
漫画家中沢啓治氏(68)が被爆体験を描いた「はだしのゲン」が8月10、11日(両日とも午後9時)にフジテレビ系で初めてドラマ化されることになり、30日、東京・調布のスタジオで発表された。
主人公の少年、中岡元を演じる小林廉(10)は、オーディションで選ばれた。 会見冒頭のあいさつで、多感な小林は、涙ながらに「原爆は怖くて、悲しくて…すごく広島の人を悲しませて…いやなことばっかで…。 絶対、世界の人が平和に暮らせるように、家族のみんなでこのドラマを見てほしい」と訴えた。 父親役の中井貴一(45)は小学校時代に漫画の原作を読み「子供ながらに怖いと思った。生きるということを念頭に芝居をしたい」。 母親役の石田ゆり子(37)も小学生で原作を読み「平和ぼけの今、恥ずかしいと思う」と話した。 これは、どんなドラマになるんだろうか?漫画は、読んだことあるけど作者が実際に体験してるだけに漫画という軽くみられるジャンルだが非常に内容が濃かったです。 馬鹿元気のゲンが、原爆投下後の広島で力強く生きていく様子を描いてるんだけど、漫画だから絵もあり小説などとは違ったその当時の広島が見れます。 親と兄弟が家の下敷きになり助けたいが力がないゲンは親、兄弟を救うことが出来ない。父親の「どうにかならんか?」というゲンへの問いとどうにもならんというゲンの答えへの「そうか~、どうにもならんか~」という受け答えを今でも覚えています。 母親は、急に訪れた地獄に発狂してたし・・・原爆の恐ろしさがよくわかるが、それ以外においらは人間の恐ろしさというのもみたなー。 自分の兄弟が被爆し皮膚がケロイド状になり、家で看病を受けるという人が出てくるんだけど、母親や兄弟から遠ざけられ罵られでひどいものでした。 原爆が落ちる前は、家族仲良く暮らしてたのに被爆が原因で態度が全く変わってしまう。きっかけは原爆だがこれは人間というものの恐ろしさだね。戦争から人間の恐ろしさを見ることは多々ある。 カラダにうじが這い包帯の交換もしない・・・ゲンは、お金を稼ぐためにその人の看病をするんだけど、ここでもゲンの人への温かい接し方をよく覚えています。 はだしのゲンでは、ないのだが大江健三郎の広島ノートという本だったかな?原爆で顔に焼けどをおった女性が家に引きこもり最終的には、電車に飛び込み自殺をするというのがありました。これも、きっかけは原爆だが周りの人や社会に殺された感があるなー。被爆者は、その当時差別され結婚もできずほんとひどい目にあったみたいだから。 もしかすると、そうゆう周りの人の言動が原爆で被爆した以上に辛いものだったんじゃないだろうか?さっきの兄弟の話といい。 広島ノートでは、また信じられないような医者が登場します。次から次に運び込まれてくる患者に悲観し自分の無力さというかなんと言うか何にも出来ない苛立ちというのかな?それで、自殺します。 何にも出来なくて当然なんだけどね。原爆がはじめて使われたわけなんだから。しかし、患者のことを思って、自殺する人って・・・こんな人がいるんだーと、その当時そう思いました。 こうゆう医者こそ患者の為になるんだから生きてもらわないと。
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