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カテゴリ:ちょっとお勉強。
紛争地域に住む人々は、「特別な事は何も起こっていない」と口々に言う。
銃撃や殺人が日常茶飯事なため、気が狂わないように怖れに対して無感覚になるからである。 紛争地帯における人々は日常的に緊張しているものの、脅威に対しては無感覚、という一種の病気にかかっている。 これは平和な国では、いわゆる「心的外傷後ストレス障害」(PTSD)にあたる。 パレスチナの難民キャンプにある学校を訪れ、先生に話を聞いた時に、 「人が殺される事にも兵士が攻撃してくる事にも、もはや何も感じない」 と彼女は笑顔で語った。 初めは、知り合いが殺される度に涙を流していたが、今では 悲しみすら感じない、と言う。 感情を素直に感じていれば心がもたないからだ。 同じ経験が私にもある。 国家間の戦いであろうと、家庭内の戦いであろうと、 人間の精神面に及ぼす影響は同じなのかもしれない。 そして、紛争の構造もまた、スケールの大きさの違いがあろうとも、結局は同じなのではなかろうか。 今では「It's OK」と感じる、と話してくれる彼女に 私は「でもそれは異常な事だと思う」と伝え、 彼女は「分かっているんだけれど」と笑顔で答えた。 彼女が最後まで笑顔だったのが、そしてその笑顔は創られたものではなかったのがーいやしかしやはり創られたものなのだろうがー強く印象に残った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月30日 04時39分06秒
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