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カテゴリ:息子1
1030gで誕生した息子2が、無事にNICUを退院し、
約1ヶ月間泊り込んでくれていたママばぁばも帰り、 ホントの意味で、自宅での4人の生活が始まって間もなく。 私→未熟児上がりの息子2は修正1ヶ月過ぎてもなかなか哺乳量が増えず、飲む時間もかかかかかる。3時間置きに起きるため常に睡眠不足。 さらに今まで助けてくれたばぁばはもう居ない。 家事~二人育児すべてをひとりでこなさなかんため、常にテンパり気味。 当時は、”大変なのは今だけだし” ”今が底!” ”みんなやってる事だし”を 一日数十回、呪文のように唱え続けていた。 息子1→今まで何回も、息子2とはNICUでガラス越し面会はしていたが、 いきなり家に赤ちゃん+ばぁばが毎日居る生活。 ”この赤ちゃんは遊びに来た訳ではなくこの先もずっとウチに居るらしい”みたいな ことをなんとなく理解して、ママを奪うライバルと位置づけて来た時期。 ばぁばが帰ってからの生活は、ホントに不安で不安でしょーがなかった。 ばぁばが居てくれた最初の頃は、息子2が泣き出すと私はそのお世話に、 息子1は、ばぁばや一人で遊んだりして(でもその表情・動きは不自然で明らかに我慢している)、ママが空くのを待っていた感じ。 息子2が落ち着き私がその場を離れた瞬間、 ”ママだっこぉ~”と駆け寄ってくる。ホントにスッ飛んでくる。 しかしそれも束の間、昼間3人の生活が始まったら、 私が息子2を抱こうものなら”リュウくんあっち!”とベビーベッドを指差し、 自己主張するようになってきた。 さらに日が経つと、息子2がホギャ、と言っただけで”だっこぉ~!!!” 息子2がフニャ、と言っただけでも”だっこぉ~!!!” 要望が通らないと、床に突っ伏して大泣きで転がる。 さらには、自分で自分の頭を叩く!そして大泣き。 私もまだ昼間3人の生活には全然慣れていなくて余裕なんかまったくない。 どうしようにもどうにも出来ず、何度一緒に泣いたことか。 そんな頃、息子2にミルクをあげていると、息子1の抱っこ攻撃がまた始まった。 ”ママだっこぉーーー!!” ”ごめんね、今ミルク飲んどる” ”りゅうくんあっち置く!” ”すぐ終わるからちょっと待ってて” ”りゅうくんミルクいらん” ”こっこごめんね、・・・” こんな時、息子1は決して私の隣には来ない。 息子2を抱っこした私とは必ず距離を置く。 そして、息子1は泣き出し、床にゴロンゴロン転がり出した。 こんなことはもう日常茶飯事なのだが、 この時転がる息子1の頭の近くに、引き出されたトミカパーキングケースの引き出しが。 私が、 ”パーキングケースの角に頭当たっちゃうよー。危ないよー。こっちおいでよー。” と言うと、 息子1はさらに大きな声で泣きわめき、さらに激しくゴロついた。 そして、何を思ったのか、いきなり泣き止み、そのパーキングケースの前に座りこんだ。 そしてそして、 ホントに何を思ったのか、そのケースを無言で数秒ジーッと見つめていると思ったら、 いきなり、 ケースの角に、おでこをゴチン!!! しかも思いっきり。 その後、もちろん大泣き。 私はめちゃめちゃビビった!!!! それでも息子2にミルクをあげながら、(と言うのも、未熟児だった息子2、力が弱くて、 全然ミルクを飲まない?飲めない?ので、ちょっと飲んでは疲れてすぐ寝てしまい、 なかなか体重が増えなかった。体重が増えないと、また新たな疾患の影もチラつき心配で、 何が何でも増やしたい一心で、飲める時飲めるだけ飲ませたかった。飲んでる時に哺乳瓶を離したらもったいないという感じで。) 息子1に、 ”も~、痛かったでしょ?かわいそうに・・・。大丈夫かー!?”と言った。 すると、息子1は、ソファの影に隠れるようにスクッと立ち、 しゃくりあげながらも私をキッと睨みつけ、 ”こっこ痛いない!” (←痛くない) ”こっこ可哀想ない!”(←可哀想じゃない) ”こっこ寂しいない!”(←寂しいかなんて聞いてないし) ”・・・・寂しいないわー!!” (←二回目だし) と言い放ち、再び床に倒れこんだ。 私は、めちゃめちゃビビった!!! さっきよりもっともっとビビった!!! なんかよくわからんけどついに爆発した! 私は慌てて息子2を置き、息子1のもとに駆け寄りギューーーっと抱きしめた。 そして号泣。 ごめんね、ごめんね、と・・・。 痛いのに、あんなに思いっきりぶつけて、痛くないはずないのに。 しかもわざと自分でぶつけて。 可哀想じゃないなんて。 いきなり我慢ばっか強いられて、ママは全然余裕がなくて。 まだ2歳なのに。寂しくないはずなんかないのに。 寂しくないなんて、何言ってんの? てか、2歳の子供に何言わせてんの!? とにかく、すっごいビックリした。 この子の心は今、色んな感情を理解・消化できずに大変なことになっている!と。 この頃の息子1は、寂しいのをずっと我慢して、 常に泣きそうな、何とも言えない顔つきをするようになっていた。 この頃の写真は、今見るとどれもホントに変な顔で写っている。 ばぁば(昔の育児)は、息子1の前でも躊躇なく息子2をかわいがり、 息子1のことを名前ではなく”お兄ちゃん”と呼んでいた。 (やめてくれと何度言ってもやる↓) 息子2が退院してから、明るく活発だった息子1は、日に日にネクラになっていった。 ふと気付くと、って言うか、そんなのホントはとっくに気付いていた。 息子1が主張して来ないのをいい事に、見てみぬフリをしていたと思う。 今思えば、その時点でも十分SOS発してんじゃん。 でも、赤ちゃんは待ってくれない。 息子2はNICUでずっとひとりぼっちで頑張って来たので、 ”二人目だし~”って感じでテキトーしたくない気持ちもあり。 でも、もちろん息子1のことも大好きで、 でも、こーやって”上の子”とはお兄ちゃんらしくなっていくもんなのかなーとも思ってみたり。 でも、かねてから気持ちの優しい息子1。 彼にはこれ以上我慢させたくない。 息子1が可哀想で、切なくて、申し訳なくって、 旦那と話し合い、 せめて息子1のこの変な顔つきが元に戻るまでは、 徹底的に息子1中心の生活にすることにした。 でも、母は優柔不断です↓ そうなると、今度は、 泣いても放置は当たり前、泣きつかれて寝てしまうまで放ってかれることもよくある息子2が あまりに不憫で申し訳なくって・・・。 これではNICUに居た方が幸せなくらいだ。 こうやって下の子は強く育つ、とか言われても、 息子2出産、退院までの過程を思うともうどうしようもなくて、 二人目なんか産むんじゃなかったとまで思えるようになったきた。 暗い・・・。 これではいけないと思い、 二人育児経験者のママ友に相談して話を聞きまくった。 睡眠不足で時間もないし、頼ってるくせに用件のみの短いメールなのに、 みんなが長文で返してきてくれたので、 みんな、同じくして大変だったんだなぁ。。。と思った。 要領を掴むまでが大変、それでもまだきっと手をかけすぎなのかも、とみんな言っていた。 今だから言える結論として、 ●二人平等なんて絶対無理! ●その時々に、それぞれの子と二人で向き合う ●我慢させるのはしょーがない+悔やむヒマをフォローにあてる ●寂しい思いをさせても、”ママはこっこが大好きだよ”としつこく伝える そして、みんながみんな、赤ちゃんがえりは1ヶ月がピークと言っていて、 ウチもそんな感じだった。 まだまだ大変だけど、この頃に比べたら私も息子1も全然落ち着いた。 そして、なんだかんだ言ってムダに手をかけて大変さが倍増していた気が・・・。 この後もしばらくは息子1の自虐行為は続きましたが、 今はこの頃よりもだいぶ喋れるようになったので、 ”こっこ寂しい~”とか普通に言うようになりました。 てか、赤ちゃんの存在って言うのは、寝ても冷めても付きまとう訳で、 まったくもって子供の柔軟性には頭が下がります! 今では息子2の存在も随分受け入れてきた様子。 最近は、息子2が寝ると、その隙に息子1と1階のコンビニに行くのが日課で、 息子2が寝ると”コンビニ行く~リュウくん寝とる”とか、 息子2が起きているときは、 ”散歩行く~リュウくん連れてく”とか言うようになって、 でも日によっては無理やりベビーカーに乗ったり(息子1はもうデカいのでベビーカーでらパンパン)、色々ですが、今は毎日が辛いとか大変ってより、 楽しいやかわいいの比重が多くなってきました。 手が離れたら、絶対今が懐かしく、寂しくなると思うし、 何事もなく家族一緒に暮らせるこの日が現実になった訳です。 かわいい息子たちと共に毎日を頑張ってます\(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月01日 01時40分11秒
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