はっぴーな毎日。

迷いましたが、やはり触れないのも
不自然な話題なので、新潟地震について
書きたいと思います。

私の知り合いは、新潟にはいません。
以前の新潟地震の時には住んでましたが、
新潟市に住んでたので、被害は何もありませんでした。
今回もまた、新潟の中越で起こった地震。
せっかく復旧作業を終えて、ようやく立ち直りかけた
ところを、また地震が襲うなんて、
なんて悲しいことかと思いました。

テレビで、中越に住んでた人の取材をしてました。
1年くらい前の話です。
家がなくなって、ずっと仮設住宅で暮らしてた2人。
男の人の方が、いつかまた、なくなってしまった
場所に家をたてて住みたいと笑顔で応えてました。
家がなくなったのに、希望を捨てず、女の人と
いつも明るく笑ってました。
女の人は、料理がとても上手で、近くの畑から
とってきた野菜をお漬物にしたり、野菜炒めに
したり、お味噌汁にしたり。
とても2人が仲が良くて、幸せそうで。
そして、次にたずねたときは、男の人は亡くなってました。
女の人は、男の人が亡くなってしまったので、
親戚の家に引っ越すことに決めました。
中越を離れたんです。
たった1人で中越に残るか迷ったみたいですが、
親戚の家に住むことを決め、それでも
毎日、家のなくなった場所に通ってました。
男の人のお墓をそこに作ったからです。
男の人は、最後まで戻りたがっていたから。

今回の地震でまっさきに思ったのは、
その女の人のことでした。
引っ越してなかったら、また地震で被害に
あってたのかな。
あのとき、離れることを選択しててよかったな。

命あってこそ、って思います。