歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021/08/18(水)14:31

〇 大雨で普通になった高山線

困った事(23)

♪ 単線をジーゼルエンジンで走りをる今に珍し高山本線‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  ブログを「予約」設定で二日間留守にして、高山へ行って来た。息子一家が愛犬・小次郎をつれてキャンプを兼てお嫁さんの実家へ里帰りするので、それに合わせての一泊旅行。今年のお盆は、去年行けなかったので今年は是非にと里帰りした人も多かったんじゃないでしょうか。  しかし、ひだ5号の指定席ははガラガラだった。  実家のお父さんが犬が苦手で、連れて行くのは良いが一緒に泊まるのは難しい。犬も泊まれるペンションがあるので、“私たちも一緒に行って、そこに泊って小次郎を預かれば良いんじゃない!” と、ばーばの発案でこうなった。  高山に着いて、まずは腹ごしらえ。入った蕎麦屋は老舗らしく、小堺一樹、谷村新司などのサインが並べてあったが、坂本九のサインがあったのにはちょっと驚いた。  実家にお邪魔して暫し歓談。あいにくの天気だったものの前日のキャンプは何とか出来たらしい。問題は、ペンションに一緒に泊る小次郎がどうなるか、それが一番気になるところ。ペンションの様子を見るため、小次郎をつれてチェックインに向かう。孫はいとこが来ることになっていたので、そっちが楽しみで一緒に行かないという。じじばばは電車のため車は1台しかない。キャンプ用品なども積んであるので、これでちょうど一杯というところ。    この狭いスペースに繋いだまま一晩過ごすのはちょっとかわいそうだけど、仕方がない。犬を泊めるのはOKだけど、それ専用の作りになっているわけじゃない。よほど大人しい犬か躾をされているものでないと無理な気がする。汚しちゃいけない、ベッドには乗せるな、トイレシート持参で、上手く出来ない犬にはオムツをさせるとか、いろいろマナーが要求されるのです。     当日は大して雨も降らず、ペンションの周りを散歩。翌日は大雨が降ることが分かっていたのでその後は、お嫁さんの案内で高山の旧市街の散策。さすが地元の生まれ、観光客じゃないのであまり来ないという割には良く知っていて、とても助かった。     旧市街地のシンボルは、酒と漬物。現在高山には7軒の酒蔵があるそうで、上三之町に原田酒造と向かい合って舩坂酒造がある。そこで試飲なんかやってるもんだから、酒に目がない私はついついこんな酒を・・  平成25年度に岐阜県知事より【卓越した技能賞】を受賞したことをきっかけに販売を開始したものだとか。本醸造の原種なのでアルコール分19度と高め。濃厚な味で辛さはやや控えめ(日本酒度+3)。720ml 2,140円。蔵元限定販売でオフィシャルネットでも買えるらしい。  買っているのはお土産用の「くるみよせ」  街並みを歩いていて印象的なのが朝顔と風知草。  朝顔は、たまにピンクのがあるくらいで圧倒的に青が多く、それも微妙に緑味かかった青で独特の雰囲気がある。同じ品種の種を使っているのか、統一されている印象だ。  そしてこの風知草が、古い木造の家並に良く映えていいアクセントになっている。木の茶系に風知草の緑と朝顔の青は、色彩調和で言う「二等辺三角形の三色調和」スプリットコンプリメンタリーそのもの。茶色はオレンジ系を暗く濁らせると出来る色ですから、街全体のこの色の中に反対色を左右にずらした色を置くことで、スッキリしたアクセントになっているわけですね。  街のコーディネーターが色彩理論に基づいて決めているのでしょうか。  すぐ傍に田んぼがあり意外だった。眺望が良いはずの景色も雨に煙っている。目の前にはエゴノキの大木がたくさんの実を付けていた。 ペンションに戻って直ぐに夕食。飛騨牛のしゃぶしゃぶと焼き肉。オーナーはどうやら中国人らしく言葉のイントネーションがちょって癖があって直ぐに分かった。料理の説明に、本場中国のお母さんが作る小鉢多数ご用意。台湾酔鶏、手作り肉まん。とあったので??と思っていたが、その意味が分かった。麻婆豆腐が独特で、いつも食べているものとはずいぶん違っていたし、全体に味が濃く感じたのは薄味に慣れている舌のせいかもしれない。小食なもんだから全部は食べきれず、残してしまったのが申し訳なかった。  夜中に小次郎のオシッコが心配で、クーン、ワンとか鳴くと慌てて外へ連れ出すカミさん。普段、トイレシートの上でオシッコをする習慣もなく、夜通し繋がれっぱなしということも初めての事で、そのへんでオシッコされても困るし我慢させておくことも出来ない。まだウンチも出ていないことなど気になっていて、結局朝までに4回外へ連れ出した。2回目からは雨が降ってくるし真っ暗だしと、なかなか大変だったようだ。  朝食は、台湾風トルティーヤ、ウインナー、卵スープ、野菜サラダと果物、オレンジジュース、コーヒー。トマトの入った卵スープが美味しかった。 二人分の皿が一緒に写っている  夜中に小次郎が、いつの間にか私のベッドの端に乗っかって寝ていたらしい。寝返りすると足をまさぐるので変だとは思っていたが、そこまでリードが伸びて届くとは思わなかった。そりゃあ暖かいし柔らかいし、床で寝るよりよっぽどいい。 何もかもがイレギュラーな夜を、よく頑張った。偉いぞ小次郎。  午前中はまだ雨脚は強くなく昼まで時間があったので、再び旧市街地へ行って、ノンビリ珈琲を飲む。そして昭和41年、明治建築の民家として初めて国の重要文化財に指定されたという日下部邸へ。伝統深い日下部家と趣ある町家建築。吉島邸が観たかったが、行ったら臨時休業となっていて入れなかった。 暗いので吾がバカチョンでは上手く撮れない。  天領時代、日下部家は幕府(代官所)の御用商人として栄えた商家で、屋号を「谷屋」といい、嘉永5年には、役所の御用金を用立てする掛屋〈かけや〉をつとめ、後には両替屋を営んでいたらしい。しかし、当時の邸宅は明治8年の大火で類焼、その4年後の明治12年(1879)に完成したのが、現在の建物だそうです。 雨がだいぶ激しくなっている。  そこが民芸館になっていることは知らずに入って、奥に展示室が配置されているのを知って感動してしまった。規模は小さく東京の民芸館に比べると展示品も少ないように思う。  帰途、川を見ると凄い勢いで流れているので、嫌な予感が・・  お嫁さんの実家で昼の美味しいお弁当を御馳走になり、美味い冷酒とアユの塩焼きを頂きながら楽しく歓談していた。雨がかなり激しくなっていたので念のためにと、JRの運行状況を調べてくれた。そしたら何も出ないので変だ、ということになって歩いて5分ほどの駅まで小次郎をつれて確かめに行った。そうしたら、ひだ10号以降の特急はすべて運休となっており、普通が動くものの14時49分の1便だけで、それが最後だと言われた。  その電車に乗るべく準備をしなければと、慌てて戻ると後から追いかけてきたというカミさんと行き違い。少し経って戻ってきたカミさんは、電車はもう無いと言われて切符は払い戻ししてくださいと言われたらしい。たまたま持っていた(代理店で買った)切符を払い戻しに「運休の為払い戻し」と記入してもらって帰って来た。じゃ何、電車で帰れないとなると、車しか・・・  まさかこんな事になるなんて!! 息子一家も帰るのだけれど、キャンプ用品を積んでいるし犬もいるのであと二人のるのは無理だということになっていた。でも、そんなことは言ってられない。何とか乗せてもらわないと帰れない。それで荷物の一部を実家に預け、犬は足本か膝の上に乗せるかすれば何とか乗れるようにしてもらった。  その間、念のために交通状況も調べてみる。東海北陸縦貫道は閉鎖になる恐れがあるのでご注意くださいとのこと。41号線では時間が掛るし、下呂のあたりで大雨が降っていると通行できなくなるかもしれない。しかし、今出ればまだ大丈夫だろうということになり、予定通り縦貫道を使って帰ることになった。    天気予報の雨雲を見て、まだ大雨には間がありそうだった。その予想通り何事もなくスムーズに帰って来る事ができ、やれやれの帰宅。早めに出たのが良かった。  留守番の猫はどうしているか? 呼んでも来ない。居ない筈はないので待っていると、ピピがどこからかノソリとやってきた。採って来たマタタビの枝を差出す。案の定というか、こういうものには鈍感な猫なので、多分そうだろうと思った通り、ほぼ無反応。  二階に上がって呼んでみるとどこかで声がする。仕事部屋の棚の一番上に避難する様に畏まっている。降りてこようとしないので、マタタビを出してやると、おお反応した。反応して手を出したりするのに降りてこようとしない。臆病な猫だけど飼い主が帰って来たことぐらい分かりそうなものだけど・・・。 半白の葉があるのを確かめて採って来たので間違いない  しばらくしたら降りてきたが、マタタビへの反応はイマイチ良くない。  品質に問題があるのか? あの特徴的な、半分白くなっている葉がほとんどないのが良くないのか。試しにレンジで3秒ほど熱してやると多少香りが出たのか、反応したがすぐに行ってしまった。残念だなぁ、せっかく留守番の褒美に採って来てやったのに。何故なのか・・ 参考写真

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