決して他人ごとではなかった大震災(その2)
かなり間があきましたが、その2です。さて、歩く事を決めた訳ですが、それでもバスとか、田園都市線が動くかも?って言うのを考えると、やっぱりチェックしながらの移動をしたい訳です。なので、渋谷駅から246に出るまでもバス停のチェック&ネットで田園都市線の確認をしていました。しか~し、246近く側のバス停はこんなの見たこと有りません。意を決して246へ。ま、歩くのはそんなに居ないと思っていましたが、凄い凄い!歩道も溢れんばかりの人・人・人・・・・平日のため、スーツ姿の男性や、見からにOLさんだろうなみたいな女性まで、多くの方が歩いていました。中には、集団退社している方も居るようで、ヘルメットを付けた女性の集団や非常袋を背負った方々が見受けられました。そんな中、246を下ってた訳ですが、3月とはいえ寒い。いやマジで寒い。歩いているので、それなりに暖かくはなりますが、風が吹くとやっぱり寒い。で、三茶の手前ぐらいの所で、何か皆さんが集まっている場所が。それまでも、飲食店でTV点けてるお店の前で立ち止まる人は多かったし、情報提供の為にTVを外にだしてくれているお店も多く有りましたが、そこの一角はなんか違いました。そばに近づいてみると、何と!!無料でスープを配っているではないですか!!!小さめの紙コップでしたが、個数を限定するわけでもなく、お店の前で配っている分が無くなると、お店の奥から新しいスープが運ばれてきます。寒かったのでいただきましたが、これが暖かく(というか熱い?)スープだったので2度ビックリ!お店の名前は『TRATTORIA Caro del Calvo 本店』さんマジで最高でした。「ありがとうございました」って言うと、「気をつけて帰ってください」という言葉をかけてもらいました。いや本当、簡単に出来ることじゃ無い。とても素晴らしい事だと思う。そんな人の暖かさを噛み締めながら、さらに246を下る。(ちなみに、池尻大橋と三軒茶屋の駅は地下に入れないようになってました)そこからは只ひたすら歩くだけ。ガラケーからはなかなかメールが送れないって言うか電話は100%出来ないし、メールもダメ。スマフォは18時台は通話出来てたけど、そっちもダメになり、メールはなんとか送れていたので、2台持ちで良かったと思いつつ、妻と娘の状況を確認すると・・・何と自宅が完全停電中とのこと。こりゃ急いで帰らなきゃっていうんで、ホンと黙々と歩いていました。渋谷からのTimeLineは 渋谷駅 : 17時40分 ↓ 三軒茶屋駅: 18時20分 ↓ 駒沢大学駅: 18時50分 ↓ 用賀近辺 : 19時20分 ↓ 二子玉駅 : 19時55分 ↓ 高津駅 : 20時20分 ↓ 自宅 : 21時05分約3時間ちょいで帰宅できました。途中で、一回東急ストアで娘に頼まれてたイングリッシュマフィンを購入したので、まぁ3時間ですね。1~2年前に震災時の帰宅マップってのが流行ったことが有りましたが、まさか自分が、しかも渋谷から歩いて帰ってくることになるとは思いませんでした。今回、実際に震災した場所ではなかったのでこの程度で済んだと思いますが、これが直下型だった場合は、こんなもんじゃ無いでしょうね。その3に続く