「おかぁちゃん　ただいまぁ～」

「あ　お帰りィ～　どやったぁ？」

「うん　楽勝や！　あんなんチョロイチョロイ」

「そぉ～　ヨカッタネェ～！　で？ 台詞はようけ有ったん？」

「うん　結構な数やったよ　えぇ～っとな・・・・」

「何や？　もう忘れたんかいな」

「イ　イヤ　ちゃうねんメモしたぁってんけど　どっかやってもたわ」

「しゃぁないなぁ　思い出してみぃ～」

「あぁ　ハイハイ　思い出した思い出した！」

「何や！　ヤッパリ忘れてしもとったんかっ！」


「えぇ～っとな　最初っから言うわな・・・

『ひきたてかぁ～っ』　『ひえたてかぁ～っ』

『かいたてかぁ～っ』　『あけたてかぁ～っ』

『かぎたてかぁ～っ』　で　もっぺん　 『ひきたてかぁ～っ』って」


「どうでもエエけど　何で全部ひらがなやのんな？」

「台詞に漢字も平仮名も無いやん」

「もぉ～↑屁理屈だけは漢字で喋るんやな　アンタは！」

「ガハハ　まぁ　お堅いこと抜きで頼んますわ」

「ホンマにちゃんと　まともに使えるもんになってるんやろか

心配になってきたわ」

「でな　聞いて聞いて！　三種類のヴァージョンがあるねんで」

「３つも？？　それはそれは　大変やったんやねぇ～」

「ヘヘ　褒められるほどのコトも無いけどね」

「どんなん　どんなん？」

「さっきの台詞にな　あと　 『ついたてかぁ～っ』ちゅう台詞がつくのと

『うでたてかぁ～っ』ちゅうのんとで　３種類！」　

「はぁ～？？？　何やそれ？　台本書いたん松竹芸●の人か？

しょ～むない　ベタなボケやなそれ」

「でも　いっぺんでＣＭ３本こなしたボクも　大したもんやろ？」

「エエなァ～　アンタはノーテンキでぇ　こっちは色々気ィ使ってるゥ～

ちゅうのに！」

「あぁ～　せやせや　スポンサーのエライさんが

『奥さんにヨロシュウにぃ～』って言うてたわ　

オカアチャン　知ってる人かいな？」

「アッ?!　そうなん？　何でやろネ(・_・;)」

「これからも　ボクにあのＣＭ『やってもらいますから』

って　そんでついでに『奥さんお元気ですか？』やて

オカァチャンも結構有名なんやねぇ～」

「ハイハイ　判りました　判りましたぁ～　

この話　終わり終わりィ～！」　


●ご参考までに『キリン・ビバレッジ』さんの

『ＣＭ情報サイト』のココとココを御覧下さい。　

　
★この会話はあくまでもフィクションです　
　仮に似た様なご夫婦が実在したとしても
　単なる『偶然』ですので気になさらぬ様に。。。。

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