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2016年01月25日
カテゴリ：▼∵▼
朝、積雪はなく 予定通り９時過ぎに義母と車で義父の病院へ 麻酔科の医師による術前の説明を受け 「７～８時間の大手術になります」と言われて １１時に、歩いて手術室へ入る義父を見送りました。 病室（個室）で朝用意したお弁当を食べ終わると 「私はここで昼寝するけん、ハリーのところへ早うおかえり」 と義母がハリーを気遣ってくださいました。 夕方まで病院で義母に付き添うつもりでしたが 言葉に甘えて予定を切り上げ １３時半過ぎに帰宅（約４時間） これくらいの留守番はいつものことだったので 私は何の心配もしていなかったのに … 玄関を開けた途端、何か嫌な予感 居間のドアを開けると 後ろ足が硬直して、前足が広がり激しいパンティング状態で オシッコまみれになってもがいているハリーの姿が目に飛び込みました。 すぐに《義父の身代り！？》と なんとも非科学的な言葉が頭をよぎりました。 お風呂場へ運び、汚れを流そうにも後ろ足は全く役に立たず 滑り止めにタオルを敷き、小型犬（大き目）のハリーの腹部をささえて体を洗いました。 ジタバタとパニックになっているハリーの動きを封じるために 手元に置いてあった小さめのキャリーバッグに一旦入れて まず病院へ電話、医師に意見を求めると 「パニックになっているハリーをしっかり抱いて ふたりとも時間をかけて少し落ち着いてください」と言われました。 そういわれて我に帰ると、私も相当に慌てていました。 「おでかけ中、何か日頃と変わったことはありましたか？」 と医師に聞かれて初めて気付いたのが段ボール！ 居間には引越の段ボールが山積みになっていました。 先生に伝えると「ああ…」と。 「高齢犬の神経症状が出たのかもしれませんが なんとも言えませんが大丈夫だと思いますよ、夕方いらしてください。 急変があるようでしたら、直ぐに」と。 毎年春になると段ボールを積み その都度、生活の環境が激変していたハリーに ４回目の引越をしっかり予感させたままの留守番でした。 電話を切りバスタオルごとハリーを抱きました。 涙があふれて、悔やみました。 「ごめん、ごめん」 … 小一時間が経ち、 そっとハリーを立たせてみましたが 右後ろ足が硬直し、よろけて立てませんでした。 下半身の麻痺は免れられないと覚悟を決め それからは右の後ろ足にTタッチ、Tタッチ、、Tタッチ、、、 硬直が和らいだように感じたら今度は関節をゆっくり折り曲げてみました。 少しずつ和らいで、スムーズに屈伸できるようになり また小一時間経って そっと床におろしてみると自力で立ちました！ が、歩こうとすると床にたたきつけられて転び 今度は立たせたまま私の両手で後ろ足を支え 右に、左に一歩ずつ送り出してやりました。 『歩いて！！』 心の中で叫びながら 一緒に這いつくばって、右に左に 一歩ずつ前へ、前へ、、 そうしているうちに ゆらゆらと自力で歩き出し 私は腰からくだけるように床に座り込みました。 それからは 時々スッテンと後ろ足を滑らせて転ぶものの 自力で起きあがり、歩き方を思い出しているようにも見えました。 しばらく呆然としていると電話が鳴り 「その後、ハリー君はどうですか？ 午後の診察を早めましたからどうぞ連れて来てください」 と、医師からの電話でした。 「先生、歩けました…」と伝え タクシーを呼び、病院へ。 「もう大丈夫みたいですね」と先生は笑い 今日の義父の手術の旨を伝え、 明日からの留守番について相談をすると 「こういう状態だからこそ病院で預かります。 必要でしたらご連絡ください」と。 自宅に戻ッた頃にはハリーも相当疲れたらしく 自分からハウスに入り、溜息をついて眠りこけました。 私は依然、放心状態 … 夜、無事に手術室から生還した義父を迎え コヤジと一緒に帰宅した義母が 「なんか知らん、ハリーのところへ帰ってやってほしいと思うたんよ」と。 いやはや第六感の素晴らしいこと（笑） 笑えてよかったという長い報告でした。 もちろん動画や写真はありません。 様子観察はできましたが、 記録に残すような余裕は全くありませんでした。 m(__)m ▼∵▼マイッタ マイッタ  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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