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今年初めての展示会まで後1週間。
展示会用にと資料を整理していたら新聞の切抜きが出てきた。 数年前に青森市の喫茶店で動書アート展を開催した時のもので 展示会を見た青森市の主婦の方が地元紙聞に投稿し掲載された記事でした。 以下は全文です。 ________________________________________________________________________________________________________________ 「鮮烈だった動書アート」 先日、青森市で風間宗拓動書アート展を見ました。 漢字一文字の前衛書道を発展させ、バックに彩色を施し 漢字部分を白抜きにしたのが、いかにもアートという感じです。 文字の白と彩色部分の絶妙な配置バランスが見る人の心を引き付けます。 筆勢による緊張感、躍動感と、色彩が醸し出す独特のムードが 巧みに溶け合っています。 動書の作品は、ストップモーションのように 動いている文字を一瞬だけ切り取った状態で表現されています。 本来動いているものが一瞬だけ止まった状態というのは 時に、動きそのものよりも鮮烈な印象を与えます。 ちょうど音楽で、サウンドが一瞬止まった空白の時間が、音の流れそのものよりも 強いインパクトを与えることがあるのと同様です。 動書アートではまた、漢字の持つ意味が作品のイメージをさらに広げています。 表意文字を文字を用いる民俗特有のこだわりでしょうか 人それぞれに、文字に対して抱いているイメージというものがあります。 動書アートの作品が、自分の名前の一文字だったら、やはり愛着を感じるでしょう。 知人の名前の文字だったりすると、作品からその人柄、雰囲気までがしのばれます。 人によっては、たった一つの文字に過去のさまざまな思いが オーバーラップすることさえあるかもしれません。 わたしは、鮮やかな彩色に包まれた「酒」という作品の前で 亡くなった父のことを、ふと思い出しました。 ________________________________________________________________________________________________________________ 今ではこの新聞の切り抜きが私の心の支えになっているのです。 さて、頑張りますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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