春花 in USA：博士号の後。

　お母さんが、結構前に、ポッキー（よく分からないきな粉味や、ゴマ味のやつ）や歯ブラシ（なぜ？）、新聞の切抜きと一緒に送ってくれたNHK衛星放送でしていたドキュメンタリーのビデオを見た。電話をするたびほとんど毎回、「見た？」って聞いてきていたので、そろそろ見といたほうがいいだろうと思ったので。お母さんは、このドキュメンタリー番組をよっぽど気に入ったらしく、再放送されるたびにビデオにとって私達兄弟全員にビデオを一本づつ送ったらしい。

　見終わって、私もとっても素敵な番組だったな～と思った。お母さんが好きなのも分かる。厳しいバーモントの自然の中で、昔ながらの質素な生活をしながらも、ゆったりと流れる時間の中で長い時間をかけて庭を創ることや、絵を描くこと、動物や家族との触れ合いなどに幸せを見つけながら生活している絵本作家のターシャ・テューダーっていうおばあちゃんのお話。おばあちゃんが荒れたじゃがいも畑を耕して、大事に大事に33年かけて創った庭は本当に素敵だった。何でも時間をかけて手作りで生活するのはとっても大変なんだろうけど、おばあちゃんは幸せそうだった。上流階級の家庭に生まれたものの、社交界は苦手で、農業に惹かれ15歳で独立して農業を始めたおばあちゃん。料理でも何でも近道しないで時間をかけることが子育てと一緒で愛情を注ぐことっていうターシャおばあちゃんの絵本、子どもができたら是非読んであげたいです。

http://www.tashatudorandfamily.com/